ANIME JAZZから「妖怪人間ベム」を
英語訳して演奏するのですが
これがね・・・・
なかなか渋い感じになりそうです。
CDをお買いになった方はお分かりになると思いますが
CD版では大変渋い出来になっております。
妖怪人間ベム
第1回目の時はスタンダードナンバーと掛け合わせた感じにしましたが
その後、再アレンジで
更に怪しげなムードに。。。
基本的に「同じことをやる」というのが私はあまり好きではないので
今回は更に英語版で
何と訳したものか、と悩んだ挙句
結局、素直に
「humanoid monster」になりました。
そのまんまやん・・・・
そうなんですけど、それ以外に怪しげな言葉って言うのが見つからなかったのです。
思えば、あのアニメは怖かったですね。
最初の実験室での誕生シーンが
子供用のアニメとは思えないくらい恐くて
確か、カラーではなかったと思います。
後にカラーになった時は
そうか、こんな色をしているんだと思いましたから。
人間になりたくて
人間と友達になりたくて
人間のために悪と戦っているのに
最後には結局「化け物だ!」と人間に裏切られる。
ベムというのは少年の妖怪人間なのですが
彼は子供という設定なので
余計に人を信じる心が強くて
最後の「裏切られた感」は結構悲しいものがあります。
ずっと友達だよなんて言葉
本当に人って大嘘つきだなと思った事ありませんか?
子供は残酷ですから平気で嘘をついて
平気で人を裏切ったりするものです。
子供独特の純粋さであり
残酷さです。
ただ、こういう時期に注意しなくてはいけないのは
そういう子供を見て大人は叱らなくてはいけない。
「嘘をついてはいけない」
「人を裏切るのは悪いことだ」と教えなくてはなりません。
最近の人はそういう事が「子供の自由」とはき違えられて
どうも、ちゃんと教えられていない気がします。
だから、大人になっても平気で嘘をつくし
平気で裏切って
それでも「自分が悪くない」と主張したもの勝ちと言うことが多いように思います。
アニメや色々な物語が
全て教育的なものであるという必要はありませんが
子供に影響を与えるものとして
「嘘をついちゃいけない」
「裏切っちゃいけない」という
強烈なメッセージを放っていたアニメだと思います。
さて、ライブではどれだけ渋くなる事やら。。。