札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・閉校 積丹町の閉校

2022-10-31 21:16:53 | 木造校舎・廃校

積丹町は積丹半島の先端部分を占めており古くは鰊漁で賑わった漁港がいくつかあり漁村を形成している。
内陸部では農業や林業もあり海、山などの観光資源にも恵まれている。

 

小学校の閉校

  • 積丹町立美国小学校浜婦美分校(1965年)
  • 積丹町立西河小学校(1971年積丹町立余別小学校へ統合)
  • 積丹町立来岸小学校(1973年)
  • 積丹町立神岬小学校(1977年
  • 積丹町立婦美小学校(1978年)
  • 積丹町立丸山小学校(1979年)
  • 積丹町立幌武意小学校(2010年
  • 積丹町立入舸小学校(2010年

中学校の閉校

  • 積丹町立余別中学校(廃校時期不明)
  • 積丹町立野塚中学校(1981年積丹町立美国中学校へ統合)
  • 積丹町立幌武意中学校(同上)

※wikipediaより

 

 

「旧積丹町立西河小学校」

所在地:積丹町西河町82-2
開校年:()年 
閉校年:昭和46(1971)年
建築年:昭和32(1957)年


西河小学校は積丹半島の、ほぼ先端にあたる地域にあった学校である

西河トンネルと武威トンネルの間のわずかな海岸通りに山側に入る道がある
登って行くと少しの家屋があるが人が住んでいるかは未確認。

道は未舗装の1車線だが対向車が来るようには思えない
ほんの少しで車は行き止まり。

最終民家のあるこの先がおそらく校舎があったようだ
学校を示すものは何も見あたらなかったが石垣や階段
それとちょっとした広場に雑草が茂っているが校庭だったのかもしれない。

昭和46年の閉校でもあり、まだあった民家も無くなってしまったようだ。


 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立来岸小学校」

所在地:積丹町来岸町21-7
開校年:()年 
閉校年:昭和48(1973)年
建築年:昭和32(1957)年

 

積丹町来岸の町は半島の先端部にあたり武威トンネルと来岸トンネルの間にある集落である。

海側は漁港があり山側に住宅も多くある
その一つの小路を山側に行くと「来岸会館」で行き止まり
この会館が旧小学校である。

閉校年は先の西河小学校と同じくらいだが
こちらはその後に会館として町民に使われたので比較的きれいに残っていた。

正面には二宮像もあり閉校したが町民に愛された建物であることがわかる。


 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立婦美小学校」

所在地:積丹町婦美町519
開校年:昭和12(1937)年 
閉校年:昭和53(1978)年
建築年:()年

 

婦美小学校は現存する木造校舎の少ない一校になった。

現在は地域の会館として再活用されているようだ
校門はあるが残念ながらプレートはない
校舎の正面はコンクリートだが横に廻れば味のある木造校舎が見える。

隣にある原っぱが校庭かと思う また遊具も数点見て取れた
その向こうにもある建物は、保育園だったようで現在は企業が使用している。
場所的に漁民ではなく農家の子息が通った学校であろう。

玄関内にあった子供が手を挙げている像は
道路前に設置されて子供たちの交通安全を見守っていたことだろう。

 

 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立丸山小学校」

所在地:積丹町野塚町字丸山1101-1
開校年:昭和32(1957)年 
閉校年:昭和54(1979)年
建築年:()年

 

丸山小学校も現在は地域の会館として再活用されているようだが
行ってみて面白かったのは前面にある「牛のオブジェ」だ。

なぜこれがあるのかの理由が分からないが、おそらくなるほどと思える理由なのだろう。

校門?も面白い
ロケット型と思ったが牛に合わせてサイロ風だろうねぇ
ただ校名のプレートは無いのが残念。

校舎は現存しており木造モルタルのようだ
小さな校舎だが、閉校後に一部を解体とかはなさそうだ。

ここは民家がほとんど見受けられなかった
いったいどれだけの住民がここに暮らしていたのだろう。

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立幌武意小学校」

所在地:積丹町幌武意町番家の沢27-1
開校年:明治12(1879)年 
閉校年:平成22(2010)年
建築年:()年

 

幌武意小学校は開校は古いので、現存している校舎の前にいくつかの木造校舎であったはず。

この校舎がいつの建築かは未確認だが、思ったより年数が経っているように見えた
校舎に対し体育館が大きく思えるのは、その後の活用も考えてだろうか
幌武意の町は道道913号線沿いと漁港に集落がある
数は多くないが暮らしている人達にとって学校はとても大事なものかと思う。

残念ながら閉校はしたが、郷土資料の関係で活用し残すことになったようなので良かったことでしょう。

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立入舸小学校」

所在地:積丹町入舸町158−2
開校年:明治20(1887)年 
閉校年:平成22(2010)年
建築年:()年

 

入舸小学校と幌武意小学校は同じ道道913号線沿いにあり
場所でいえば隣町の学校同士。

建築年も同じくらいかとても似ている校舎だ
入舸の町は幌武意より大きく積丹ブルーが望める観光地の島武意海岸がある。

漁港もあるので最盛期は結構な数の生徒が居たかもしれない
現存している白い校舎の建築年は未確認だがそこそこの年数が経っているように見える。

町や生徒にとって学校が新築されるのはうれしいことかと思うが
卒業生や木造校舎好きの私から見たら何か一つでも
校門や校名プレートだけでも古いものが見たいものです。

 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影