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札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

網走市の建築探訪②

2025-04-08 19:37:21 | オホーツク地区

①より続きます

 

「博物館網走監獄 旧庁舎」 *道東の建築探訪NO26

 

所在地 網走市呼人1
建築年 明治45(1912)年
指定等 国指定重要文化財

ナビ「博物館網走監獄」※2025年3月28日撮影

 

網走市で有名な観光地「監獄博物館」へは駐車場から橋を渡るところから始まる
入場券購入の場にはすでに仰々しい門が設置されていた。

 


刑務所正門をくぐると歴史的建造物 「旧庁舎」

素敵なファサード

 

天井にはメダイヨンがある ここは現在は入館者の休憩室

 

 

洋風の庁舎でとてもお洒落な施設だった。

 

 

「同 五翼放射状平屋舎房

建築年 明治45(1912)年 昭和60年移築復元
指定等 国指定重要文化財

 

五舎が放射状にあるので高い場所から観れたら良いのだが

「監獄博物館」として有名なのがここの舎房だろう

舎房の長さはかなりある 雑居房と独居房がある

これが5つあるのだ

 

 

哨舎が横にある洋風な入口 ここもお洒落だね

中にはいると六角形の見張り所がある ここから放射状に舎房がある

 

明り取りの屋根窓、舎房からは廊下が見えない工夫がある

 

この人は収監人生で4度の脱獄をした有名人だ

舎房の中も観れるので、時間はなくともここは観るべき施設だと思う。

 

 

「同 教誨堂

建築年 明治45(1912)年
指定等 国指定重要文化財

 

教誨堂は受刑者に精神、倫理、宗教的な教化指導を行う場所である。

上部は入母屋屋根に瓦葺で和風だが、縦長窓やアーチなどあり内部は洋室である。

壁と天井は漆喰だが白く塗られ
天井にはメダイヨンにシャンデリアと明るいイメージだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「同 旧裏門

建築年 大正8(1919)年
指定等 登録有形文化財

 

裏門は受刑者が作業で外に出るときにくぐった門

また受刑者自らがレンガを積み上げ製作したものだ。

 

 


 

 

「同 旧網走刑務所独居房

建築年 大正8(1919)年
指定等 登録有形文化財
 

規則を守らない受刑者を収容した獄舎。

中は狭く寝転ぶことも出来ない
暗く、夏は暑い冬は寒いことだろう

懲罰のための独房で現在では作られないだろうね。

 

 

 

「同 旧哨舎

建築年 大正8(1919)年
指定等 登録有形文化財

 

全部で4基あり登録有形文化財。

哨舎は見張り小屋である

綺麗に塗装されていたが当時は木のままか?

 

 

 

 

 

「博物館網走監獄 二見ケ岡農場 旧事務所」 *道東の建築探訪NO27 旧網走分監屈斜路外役所事務所

 
建築年 明治29(1886)年
指定等 国指定重要文化財

 

二見ケ岡農場は囚人の自給自足と更生復帰をさせる開放的な泊まり込み作業場であった。


場所が網走湖と能取湖と二つの湖が見えたことから「二見ケ岡農場」となった。

平成11(1999)年に現在地に移築されている。

 

下見板張りの事務所棟、食堂、教誨堂、作業場、舎房が繋がっている

 

 

 

 

「同 教誨堂」 旧網走分監屈斜路外役所教誨堂

 
建築年 明治29(1886)年
指定等 国指定重要文化財
 
網走監獄の方の教誨堂と同じ役割だが、実際の建築はこちらのほうが古い
天井にメダイヨンがあるので元はシャンデリアなどの照明があったと思われる
他に窓枠に当時を思い浮かばせる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「同 第一舎」 旧網走分監屈斜路外役所第一舎

 
建築年 明治29(1886)年
指定等 国指定重要文化財

 

 

元々はT字で「三舎」まであった
「第二舎」の文字は「三」を「二」にしているのでここは「第三舎」だったようだ

「同 第二舎」 旧網走分監屈斜路外役所第二舎

 
建築年 明治29(1886)年
指定等 国指定重要文化財

 

床にあるのはストーブがあった土台だろうか
だとしたら寒すぎる

 

「同 食堂・作業場・浴場

かなり広く、2階もある

この天井装飾?は面白い

 

 

施設内にはまだまだ沢山の建物と見どころがある
今回は指定物だけ見学撮影したので不十分だった。

 

 

 

「網走刑務所正門」 *道東の建築探訪NO28

 

所在地 網走市三眺
建築年 明治45(1912)年
指定等 なし

ナビ「市営三眺駐車場」※2025年3月28日撮影

 

観光用で車での入場は出来ない
橋のたもとに駐車場があるので歩いて橋を渡る

 

 

 

橋を渡れば正門がすぐ見えるのでたいした距離ではない

正面から観て五角形に見えるが7角形だそうだ

 

映画「網走番外地」で有名に 煉瓦は所内の粘土を使用し所内の工場で焼かれたもの

 

現在は正門としては使われておらず老朽化からか柵があった
刑務官さんから写真撮りましょうか?と言われたのが嬉しかった。

 

 

「同 囲壁

 

建築年 明治45(1912)年
指定等 なし
 
 

 

 

 

 

 

「JR藻琴駅」 *道東の建築探訪NO21

 

所在地 網走市藻琴
建築年 大正13(1924)年
指定等 なし

ナビ「藻琴駅」※2025年3月28日撮影

 

外観は下見板張りの切妻屋根で典型的な地方駅舎だ

現JR釧網本線の無人だが現役の駅舎である
国鉄時代の駅名標示も掲げている。

かつては左側に喫茶店が入っていたが今はない

補修はされているとはいえ、とても風情があり
印象に残る駅舎だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「JR北浜駅」 

 

所在地 網走市北浜
建築年 大正13(1924)年
指定等 なし

ナビ「北浜駅」※2025年3月28日撮影

 

「藻琴駅」の斜里側隣の駅舎でJR釧網本線である。

映画のロケ地にも使用されたので観光地になった
訪問者の貼った名刺が天井まで覆っている。

またホームの向こうはすぐオホーツク海でありそんなことも人気になったのだろう。

中にある喫茶店のマスターが切符販売も兼務している
「藻琴」~「北浜」と木造駅舎が続くのはオホーツク海にまさにぴったりしていると思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旧又十藤野家石蔵」 

 

所在地 網走市南4条東5丁目
建築年 明治中期→平成17年改修
指定等 なし

ナビ「網走流氷観光砕氷船おーろら」※2025年3月28日撮影

 

藤野家が建てた重厚な石倉。

少し前まで「そば店」が営業しており内部も観ることができた
北前船で運んできた木材が使われているようだ

右側の横壁に平屋の建物があった痕跡が見える
時間と天気が良ければ裏側からも撮影出来たと悔やむ。

 

 

向かいの道の駅から流氷の一部がまだ見えた

 

 

 

「千秋庵」 

 

所在地 網走市南4条西2丁目
建築年 確認中
指定等 なし

ナビ「千秋庵」※2025年3月28日撮影

 

こちらは市内走行中に見つけた建物
「千秋庵」の網走店が入っており正面から見て右横側になる

看板の妙、縦長窓と桟の割方に個性を見る 

 

 

 



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