山に囲まれた気もちいい境内です。
先日からご紹介しています清荒神ですが、正式名称は清荒神清澄寺です。そもそもの縁起は宇多天皇の勅願寺として896年に建てられたもの。当時は現在の場所より山一つ隣にあったそうです。官兵衛いじめで有名な(笑)荒木村重の乱などで被災し一度は廃れたそうですが、昭和に入ってから当時の和上が整備して現在にいたっています。
現在は拝殿に三宝荒神が、本堂に大日如来が祀られていて、その他にもあちこちで色んな神様や観音様が祀られています。
そういうことを踏まえると、若干ごった煮的な感じもなるほどと納得がいきます。
正面が拝殿。
おみくじは超合理的な完全セルフサービス。
災厄を「つまんで除ける」ということで火箸が納められています。写っていませんが、溶接業など企業が巨大な火箸を納めてました。
修験道の開祖役小角(えんのおづぬ)が祀られている祠。この奥の岩がくりぬかれ、像が安置されてます。
山が拓かれてできた感じしますね。
自由すぎるお供え物(笑)。みかん???
水をかけてお願いすると叶うという一願地蔵尊。「一願」なので一つだけ!と立札がありました。
奥にあるのが本堂。大日如来が祀られています。ちなみに手前の石の庭(池あり)は江戸時代のものだそうで、京都の東福寺や松尾大社の作庭で有名な重森三玲がその昔調査に来て、彼の著作に掲載されたそうです。
さて、清荒神はいかがだったでしょうか。縁起は古くても現在の形に整備されたのは昭和なので、歴史あるというよりは、ざっくばらんなおっかさん、みたいな雰囲気でした。困ったとき泣きつけばなんとかしてくれるんじゃないか、みたいな
ちなみに明日からの2日間は「初荒神大祭」が盛大にとりおこなわれ、とくに28日はほら貝を吹くところがみられるそうです。修験道っぽいですね。
興味ある方、ぜひ行ってみてください
布袋さま(1~7年生だそうです)
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