ぶらっとJAPAN

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足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

陸渡御 【天神祭 2016 その2】

2016-07-26 22:23:21 | 大阪

かぶりつき

 

順番は逆になりますが、昨日の船渡御の前に見た陸渡御をご紹介。午後遅い時間に天満宮を出発して街を巡った後、船に乗り込むのが順序です。

4時過ぎにライオン橋付近に到着したら、ほんの1,2分前に通り過ぎたばかりとのこと。なんですって!? と大慌てでダッシュ

すると2本ほど先の辻で通り過ぎる一行を発見。さらに猛ダッシュです

たどり着いた先はこちらの太鼓の軍団。たくましい背中と日焼けした腕がやる気十分。

天満宮をしょってます。

勇ましい出で立ちだけど柄は梅。カワイイです(笑)。

この格好どこかで見たことあると思ったら。

くらしの今昔館で観た船渡御のミニチュアでした。ちょっと嬉しい

祇園祭の鉦(かね)の音は、例えるならばボサノバ的な心地よいリズムですが、こちらの太鼓は情念をかき立てる、スパニッシュを思わせる前のめりのリズム。魂の根底を揺さぶる渦巻く感じは、すべてをのみ込む川の存在と無縁ではない気がします。

ひとしきり太鼓で盛り上がった後も次々とやって来ます。

天狗がまずにらみを利かせ・・・。

その後ろから神鉾がおごそかに登場。

側面には梅の花が。

事情はよくわからないのですが、段取りのせいか行列はしばしば「待ち」の状態に。すると、その間に行列の方と記念撮影をする地元民や観光客がいたり、かと思うと、ナチュラルに自転車に乗って行列を横切る人がいたりと、祇園祭と比べてずいぶんカジュアルな印象です。厄除けも大事ですが、地域の皆さまが参加して楽しむということがキモなようです。

浴衣を着た外国人観光客の赤ちゃんを祝福しながら記念撮影に応じる気さくな天狗さま。

出番だ急げ!

菅公さまと言えば牛。

文字通り花をしょってます。

軽やかなリズムに乗せて。

ギャルもコギャルもママもばあばも。

祭りには欠かせない神輿。凄い熱気で、比喩でなく男臭い(笑)

陸渡御の一向に誘われ入り込んだ裏通りは、骨董品屋に混じっておしゃれなカフェやレストランがあって、そこに集まった皆さまが、思い思いに祭りを楽しんでいらっしゃいました。

流しそうめんも出現。

大正浪漫ダンディー

日が陰って来たとは言え、まだまだ暑さの残る時間帯。途中の休憩所で水分を補給し、中には氷を配って歩いている方もいました。それでも陽気に歌い踊って練り歩く人たち。スゴイですねえ。

陸渡御は2時間弱ほどで終わりですが、ご一行はぐるりと辺りを巡ってから、変わらぬ熱気で川に向かって行きました。この後は船渡御にとどめの花火。大阪のアツイ一日はまだまだ続いていきます。

ライオンくんもおめかし。

 

 

コメント (2)
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