ついに来ました!
所用で地下から四条烏丸の交差点に上がっていったら、街の景色が一変していました
祇園祭です
先日京都国際写真祭の時にも訪れたあたりなのですが、今まで眠っていたの? と思うぐらいあちこちの店のシャッターが全開。反物やら小物やら着物やらあらゆるものが売りに出されています。
嬉しくなって、所用を済ませてから店を冷やかしていたら、微かにコンコンチキチ・・・のカネの音。
「何か来ます?」
とお店の人に尋ねたら、見に行きはります? とのお答えだったので、これは行くしかない、と表に出たら山鉾のお曳き初めでした
本番と違って間近で見られます。
おおおっ。
美しい
音色を紐で奏でます。
このようにかぶりつきで見られるので、結果、
『ハーメルンの笛吹き』状態(笑)。
本番と違って先導の綱は女性や子供が引くことができます。
当日は触らせてもらえない一般人にとっては嬉しいことなのですが、やはり本職の方たちのようにまっすぐ引くのは難しいらしく、傍らに控えた方が熟練の技で軌道修正を行います。
車輪が曲がったかなと思ったら・・・。
びしっと修正。
伝統行事も機動力のあるスニーカーは欠かせません。
間近で見ていると改めて山鉾とは、過去の経験と技術に支えられた実に良くできた乗り物なのだとわかります。
車輪の軋む音と、それに呼応するように放たれる木の香り、そして少しばかりのかび臭さ。一年に一度のハレの日を迎える喜びを感じました。
こんな大変な行事をずっと続けてきたパワーをがあれば、この先どんな災厄があろうともきっと乗り越えられますね
まだ本番ではありませんが、強力な厄払いをしてもらった気がして、ご機嫌な一日でありました。