ぶらっとJAPAN

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足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

心休まる世界遺産 ~京都・嵯峨嵐山 天龍寺 ~

2015-05-20 23:30:37 | 京都

  •  このところ、活気はあるけどパワーも吸い取られる(笑)大阪見物が続いてましたので、久しぶりに京都のご紹介です。

 嵯峨嵐山にあります世界遺産天龍寺。後醍醐天皇を弔うために足利尊氏が資金を集め、1339年に創建されました。京都五山の第一ということで、もう見るからに格式高そう。

敷地も広いし、襟を正して入りたくなるお寺です。

 四季を通じて桜や紅葉など見どころ満載の天龍寺ですが、なんといっても方丈から見えるお庭ですよね! かの夢窓国師作庭と言われる曹源池庭園(そうげんちていえん)は、亀山を借景にした雄大という言葉がぴったりの美しいお庭です。

 私が訪れたのは夕方なので、少し周りが暗いですが、折り目正しい雰囲気は伝わりますでしょうか。夢窓国師作庭当時の雰囲気を伝えるというこの景色、昔の人はきちんとしてたんだなぁって思います。乱れてない。池面にくっきりと木々が映ってます。

 澄んでるから鯉もよく見えます。

 砂も完璧に調えられてます。

 極楽浄土ってこんな感じなのかなと思います。だとしたら悪くありませんね(^^)

 写真は少し前のものですが、訪れたのはちょうど今くらいかな。山アジサイがたくさん咲いてました。

『伊予の薄墨』。名前が素敵です。最近、都会ではハーブとか洋物のお花がめっきり増えて、鋭角で華やかな印象ですが、こうして日本古来の花々をみると、葉のラインなんか柔らかくて、色も端正で、いいなあって思います。

 白くてもこれだけあれば豪華です。

 緑が濃いです。

 

 この日は、嵐山で一泊して翌日にもう一度こちらを訪れ、雲龍図を拝観しました。こちらの龍は加山又造画伯の筆です。ある場所がものすごく大きなところで、椅子もたくさん並べられて、お坊様が説明をしてくださるのですが、笑いも交えつつ、エライしゃべりが達者でした(笑)。隙あらばツッコミまっせ~みたいな。さすが関西、しゃべくり文化が根付いてます。

 実は、この天龍寺内に、大好きな東山魁夷画伯が描いたという建物の一角があると聞いて探したのですが、この時は見つけられませんでした。次行くときはぜひ、見てみたいです。

 

コメント
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