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ツタウルシ・1~黄葉

 ウルシ科ツタウルシ属の「ツタウルシ(蔦漆)」。ツタのように蔓に気根を出して他の樹木を這い上がっていくつる性落葉木本で雌雄異株。花期は5~6月で果実は夏に熟す。葉は3出複葉で頂小葉の長さは7~8センチある。この日はツタウルシを気にしながら高尾山を歩いたが、見つけたのはここ“稲荷山コース”の1株だけ。高尾山では個体数は少ないようだ。できれば花期に雌雄の花を見てみたい。とは言うもののツタウルシはウルシの仲間の中でかぶれる成分の“ウルシオール(Urushiol)”と“ラッコール(Laccol)”を最も多く含み最強のウルシと呼ばれている。来年、若葉や花を見つけても喜んで触ってはいけない。
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キチジョウソウ

 キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)キチジョウソウ属の「キチジョウソウ(吉祥草)」。関東以西の林内に生育し草丈は15~20センチ。秋に穂状花序を付け冬に果実が赤く稔る。花被片は6裂して反り返り基部で合着しており、雄蕊は6本ある。この花が咲くと家に吉事があるということから名付けられており庭に植えられる方も多い。これは奥高尾のもの。
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ハヤトウリ・1~雄花

 ウリ科ハヤトウリ属の「ハヤトウリ(隼人瓜)」。熱帯アメリカ原産のつる性多年草で、20世紀初めに鹿児島県に渡ってきたことから“隼人”の名前が付いており、1株から果実がたくさん出来るために「センナリウリ(千成瓜)」の別名もある。写真は雄花で直径は1センチほど。
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