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コイケマ・4~裂開

 長池公園外周で見られる「コイケマ(小生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、今年7月にここでヌルデの樹に絡んで花を咲かせているのを見ていた。その後、長さ10センチほどの果実が稔り、弾けるのを今か今かと待っていた。褐色の果実は長さ5~6ミリでその先に3センチほどの種髪が付いている。
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ブナ・4~地蔵ブナ

 高尾山薬王院は真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により東国鎮護として行基により開山されたという。薬王院から更に急な階段を登っていくと奥の院がありその脇に大きな「ブナ(ぶな※)」が生えている。根元には赤い帽子をかぶったお地蔵様が祀られており、この樹は“地蔵ブナ”と名付けられている。残念ながら高さ7~8メートルのところから上部は枯死していて芯は空洞になっている。左右に枝は伸びているものの心配な状態ではある。ブナはブナ科ブナ属の落葉高木。
 ※ぶなの漢字は木へんに無。
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ソクズ

 高尾山“病院道”で見掛けた橙色の果実。これはガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ニワトコ属の「ソクズ(蒴くず※)」。草丈は1~1.5メートルになる多年草で「クサニワトコ(草接骨木)」とも呼ばれる。7~8月に散房状の集散花序を付け、花径3~4ミリの小さな花を多く咲かせる。果実は直径4~5ミリで花序の中に杯状の腺体が見える。腺体は花期に蜜を溜めて昆虫を呼び寄せている。
 ※くずの漢字は草かんむりに羽にふるとり
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