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リュウノウギク・3~奥高尾

 キク科キク属の「リュウノウギク(竜脳菊)」。“竜脳”とは東南アジアに生育する竜脳樹から採れる精油で、強い清涼感があり香料や鎮痛薬あるいは防腐剤などに利用される。リュウノウギクの葉を揉むとこの“竜脳”の香りに似ているという。“竜脳”の香りは知らないがこの葉を揉むと樟脳のような香りがする。これは奥高尾“大平林道”のもの。
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クチナシグサ

 ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)クチナシグサ属の「クチナシグサ(梔子草)」。春に1センチほどの小さな花を咲かせ初夏に長さ6~8ミリの蒴果が出来る。和名は果実や萼片の形がクチナシに似ていることが由来だが、長さ4~5センチのクチナシの果実に比べればはるかに小さい。クチナシグサは落葉樹の林床などに生育しイネ科植物から栄養を取る半寄生植物。3年前に堀之内沖ノ谷戸公園で1株だけ観察できたが、その後、消滅して“幻の花”になっていた。当地の専門家から長沼公園に生育していると聞きやっと見つけることができた。葉の様子は花期とは異なりずいぶん細い。ここには数株生えているので来春には花に再会できそうだ。
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シラキ・8~裂開

 長沼公園“栃本尾根”で見られる「シラキ(白木)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉小高木で樹高は5~6メートル。ここでは低い枝には果実が見えず一番高い枝の果実を望遠で撮ってトリミングした。果実は三角状球形の蒴果で直径は2センチほど。既に3つに裂開している。
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