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フウ

 久兵衛坂公園から別所公園に向かう坂道を駆け登っていると、団地入口に綺麗に黄葉した高木が見えてきた。この道はユリノキが街路樹になっているので、これもユリノキだろうと思い通り過ぎようとしたが、何となく雰囲気が違う。近づいてその葉を見ると3裂した特徴ある形をしている。これはマンサク科フウ属の「フウ(楓)」で、このブログでは初登場。原産地は台湾や中国南部であることから「タイワンフウ(台湾楓)」とも呼ばれている。この界隈では同じ仲間のモミジバフウ(紅葉葉楓)を良く見るが、フウは無いと思っていた。この急坂を登ってきた甲斐があった。日本では“楓”を“かえで”と読むが、カエデの仲間もフウと同じように色付くことから古人が誤用したと思われる。
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センダン・1~果実

 長池公園“尾根幹線口”で見られる「センダン(栴檀)」。葉が落ちて果実がずいぶん目立ってきた。果実の直径は2センチほどの楕円形で緑色から次第に白く変化していく。果肉を取り除くと稜のある核果が現われ、その中に長さ7~ミリの種子がある。センダンはセンダン科センダン属の落葉高木。
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