元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ムベ・1~果実
中山小学校付近の民家の生け垣で見つけた「ムベ(郁子・野木瓜)」の果実。アケビ科ムベ属のつる性常緑木本で、春に白い花を咲かせ秋に長さ7~8センチの赤紫色の果実を稔らせる。以前、南大沢駅付近の中郷公園のフェンスに絡んでいる株があったが、刈られてしまったのかいつの間にか姿が消えてしまった。東京薬科大学でもムベの花が見られるが、何故か果実が出来ず、長い間、ムベの果実観察が宿題になっていた。果実は無病息災の霊果とされ、大化改新で知られる天智天皇(中大兄皇子)が狩りに出かけた際に、老夫婦から献上されたムベを食べ、それが元気の秘訣と聞いて『むべなるかな(なるほど! もっとも!)』と言ったとか。この果実を食べてみたいが、残念ながら採るわけにはいかず撮るだけ。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )