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アキノギンリョウソウ・4~果実

 東中野公園の藪に生育している「アキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)シャクジョウソウ属の菌従属栄養植物(腐生植物)で写真は果実の様子。春に咲くギンリョウソウはギンリョウソウ属で果実は液果になるが、アキノギンリョウソウは蒴果になる。
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ムベ・1~果実

 中山小学校付近の民家の生け垣で見つけた「ムベ(郁子・野木瓜)」の果実。アケビ科ムベ属のつる性常緑木本で、春に白い花を咲かせ秋に長さ7~8センチの赤紫色の果実を稔らせる。以前、南大沢駅付近の中郷公園のフェンスに絡んでいる株があったが、刈られてしまったのかいつの間にか姿が消えてしまった。東京薬科大学でもムベの花が見られるが、何故か果実が出来ず、長い間、ムベの果実観察が宿題になっていた。果実は無病息災の霊果とされ、大化改新で知られる天智天皇(中大兄皇子)が狩りに出かけた際に、老夫婦から献上されたムベを食べ、それが元気の秘訣と聞いて『むべなるかな(なるほど! もっとも!)』と言ったとか。この果実を食べてみたいが、残念ながら採るわけにはいかず撮るだけ。
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