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ユズ

 今日は二十四節気の“冬至”。1年のうちで昼間の長さが一番短くなる日だが、冬至の日の出時刻は1年で最も遅い日ではなく、また日の入り時刻が最も早い日でもない。東京で日の出時刻が最も遅いのは、冬至を過ぎ年を越して1月初~中旬頃の6時51分。そして日の入り時刻が最も早くなるのは11月下旬~12月中旬頃の16時28分で冬至よりも早い。その結果、冬至の頃が昼間の長さが一番短くなるわけだ。ちなみに東京の今日の日の出時刻は6時47分で最も遅い時期よりも4分早く、今日の日の入り時刻は16時32分で最も早い時期よりも4分遅い。日脚が伸びてきたという実感は1月中旬を過ぎてからになる。
 写真は松木地区の駐車場に植栽されている「ユズ(柚子)」。ミカン科ミカン属の常緑低木で、冬至にはやはりカボチャ料理と“ゆず湯”だろう。カボチャはカロテンやビタミンが豊富で、野菜が少ない時期の栄養補給には効果的。ユズはその香りが邪気を祓うという。またユズの果実は稔るまでに長い年月が掛かるので、長年の苦労が実を結ぶようにとの願いも込められている。我が家では数年前にユズの苗木を庭に植えたが、その後、一向に花が咲く気配がなく、まさに“桃栗三年柿八年、柚子は九年で成り下がる”や“柚子の大馬鹿十三年”の通りになりつつある。
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