ツキヌキニンドウ・1~名前

 大栗川沿いのフェンスにしっかりと絡んでいた花。図鑑を最後のページからめくっていたらすぐにこの名前に辿り着いた。スイカズラ科の「ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)」は、花のすぐ下の対生した葉が一枚のようになり茎が突き抜けているので、この名前。スイカズラは冬でも葉をつけているから “忍冬” と呼ばれているそうだ。 『冬でも葉をつけているのはほかにもたくさんあるのに・・』 と屁理屈を考えていると、秋から冬にかけてスイカズラの茎を葉がついたまま採取して乾燥させたものが生薬 “忍冬” で、解熱・解毒の効用があるとの説明。まあそんなことはどうでも良くて、とにかく偶然とは言いながら、こんな難しい名前をすぐに見つけられて熱を上げずに済み、解熱剤は不要だった。
 余談だが、見つけたところはヘクソカズラのすぐ近く。かたや “忍ぶ冬” と命名され、かたや “屁と糞” と呼ばれる不公平。 
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