キク科 ノゲシ属 ノゲシ
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、空き地や道ばたで見られます。
春にさく「ノゲシ」は「ハルノノゲシ」ともよばれます。
日本古来の野草とも、有史以前に日本へやって来たとも言われます。
写真は石垣の間で見つけました、太陽で石が温まったので、春がきたと思ったようです。
高さは50センチから1メートル、茎が立ち上がります、茎の中は空洞です。
葉は互生、茎を巻きます。葉には切れ込みが入り、先端は三角形になります。
葉の先はとがっていますが、触っても痛くありません。
茎の上部で花柄が分かれて花が数個さきます、黄色の舌状花が多数集まっています。
花が受粉して種子が熟すと、萼が大きく開いて「タンポポ」のような綿毛のついた種子が飛んでゆきます。