迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[オキナワを歩く]その12・ハンモックに揺られて海を眺める(c139)

2007年05月20日 | 旅する。
5月20日

名護ゲストハウスに、民ちゃん、ウィリアム、クリスティーはしばらく滞在する。

ついでに私もしばし休憩する。

少し三線を弾き、ハンモックに揺られて海を眺める。

浜に近いというより、浜にゲストハウスが建っている。ここもまた、脳が溶けていく系の沈没宿だ。

今晩はバーベキューらしいのだが、今帰仁への路線バスの最終を考えると、参加は大変厳しい。

泣く泣くウィリアムたちと別れてひとりで今帰仁へと向かう。

今日からは結家に三連泊の予定なのだ。




[オキナワを歩く]その11・オリオンビールを2杯(c138)

2007年05月20日 | 旅する。
5月20日

自転車で先行しているウィリアムとクリスティーに名護付近で接近遭遇する予定なのだが、ウィリアムに電話で
「何かわかりやすい目印は?」
と聞いたら
「あー、オライオンビアの大きな建物がある」
という答えが返ってきた。

「Orion Beer! オリオンビール名護工場だ!」

もちろん、そこで待ち合わせに決定したのだが、いろいろ紆余曲折を経て遅れながらもようやく再会。

さっそく工場見学して、お楽しみの試飲へ。

「2杯目お代わりできるよ」

と聞いた時に、ウィリアムはこれ以上ないくらい、嬉しそうな顔をしていた。

幸せは、伝染する。



[オキナワを歩く]その10・象の鼻(c137)

2007年05月20日 | 旅する。
5月20日

万座毛に寄る。

定番の観光ポイントだが、一度も来たことがなかったので、つい満面の笑みになってしまう。

おみやげ売店では、店番そっちのけでおばちゃんたちが踊りの練習をしていた。

「チャンチャンチャーン、チャンチャンチャーン、タラララタッタターン」
と口で伴奏していたので、
「わーかく あかるい うたごえにー」
とついつい唄ってしまい、
「あんたも一緒にやらんかね」
と誘われてしまった。

やっぱりここもオキナワだった。




[オキナワを歩く]その9・ヤギのアイスクリーム(c136)

2007年05月20日 | 旅する。
5月20日

民ちゃんの友だちが、たまたまレンタカーを借りて北に走るというので、同乗させてもらう。

日曜日で58号線が込んでいそうなので、いったん高速に入る。

最初のサービスエリアでヤギのアイスクリームを見つけてしまったひとがいた。

「おいしいのかな?」
「きっとおいしいよ」
「誰も断言してくれないのね」
「間違いなくおいしいと思う」
「ヤギだよ?」
「かなり高い確率でおいしいと推定される」
「私が買ったら、ひと口ちょうだあい、ってみんな言うんだよね」
「もちろん!(全員)」

そういう次第で、ヤギのアイスクリームは「普通においしかった」。



[オキナワを歩く]その7・海辺でパンクロック(c134)

2007年05月20日 | 旅する。
5月19-20日

元スターリンの遠藤みちろうを中心とするバンドM.J.Q.が沖縄に来ている、というので恩納の〈Bar PEACE〉まで行く。

正確に言えば、じょっちゃんが呼んだツアーで月光荘の全面バックアップ企画なんである。

故に、月光荘から送迎の車が出て、それに乗ってしまえばいいのである。1日目のライブの打ち上げでは〈コトブキ〉で飲んだそうだし、ここに泊まっているとアーティストとの距離が近い。

恩納のハコはビーチから続く気持ちいい場所にある。

スターリンはかつて過激なパフォーマンスで名を馳せたが、今のバンドはアコギ2本とドラムスで迫力のビートを叩き出し、歌をしっかり届ける、より繊細にしてパワフルなサウンドだ。

音楽を言葉で語るのは、いつももどかしいが、久しぶりに、音の波に体ごと持っていかれて、違う世界に向かう船に乗った感じがする。

那覇に帰りついたのは午前1時過ぎだったが、それからでも飲むのがオキナワ流というべきか。