サンシュユの森(森というほどでは・・・)に、ツグミがよく見かけられます。
すっかり落葉した冬姿のサンシュユ、それが疎らに植え込まれた場所なのですが、
今日は近づいてもなかなか逃げませんでした。
この場所、なぜかとてもお気に入りのようです。なぜかしら・・・。
それにしても、胸をはって、少々いばっているような姿勢、
これがツグミの特徴的なスタイルです。
斜め上方ばかり見ていると思っていると、そうではありません。
ときおり地表にある何かをついばんでいます。
以前、それは虫かな、と思っていたのですが、この寒い時期に
冷え込んだ地表に虫もいないでしょう、そんなに。
ならば、何をついばんでいるのかなぁ・・・。
ずっと考えてきたのですが、先ほど1つの考えがひらめきました。
ツグミは、あのサンシュユの実をついばんでいるのではないかと。
サンシュユの実は、一見美味しそうですが、苦みが強く、鳥たちは
なかなかすぐには手を出さないみたい。
霜が降る頃には、苦みがすくなるなるのか、ヒヨドリたちがつつきに来ます。
でも、それも端から食べ尽くすようなことはないのかと。
そうこうしているうちに、サンシュユの実は、干しぶどうみたいになって、
地表に落下し、枝に残るものは、いまではほとんどありません。
そんな地面に落ちた干しぶどうのような実を食べ漁っているのでは。
だから、ツグミは、サンシュユの森が大好きなんだろう。
ほんとのところは、ツグミたちに聞いてみないとわからないけど、きっとそう・・・。
(撮影:2011.1.4)
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