前回に引き続き、今回は620AについてもQ,Cmsを出してみました。
■1)公表されているQ値
これは、エレクトリのALTECエンクロージャー図面集の604-8Gのページに主要な特性値が載っており、フリースペースのQ0については
Q0=0.23
となっています。
■2)620AのQの算出
結果は、
上段が右側ユニットで、下段が左側ユニットです。REは、RE=RdcなのでテスターでDC Rを測定した値です。Mmsは、上記図面集で公表の604-8GのM0=59gを使っています。
右側は、Qts=Q0c=0.25ですので4331AよりQは低いことが判ります。Cmsも0.13mm/Nなので、サスも硬めです。
左側は、Qts=Q0c=0.27ですので右側よりは高いですがQは低い方です。Cmsも0.15mm/Nなので、サスも硬めです。
エレクトリのALTECエンクロージャー図面集ではQes=Q0=0.23となっていたので、620Aの箱に入れるとQ0C(Cはキャビネットの略と思う)となりQ0CはQ0より上がりますが、620A箱は大きいので上昇率は8%~18%レベルで620Aより箱が小さい4331A(上昇率=45%~86%)よりは少ないです。
EBP値は171~214ですので、4331Aの100前後より更に大きく当然後面開放型や大型のバスレフ等(小型密閉箱には向かない) 用途ということで合っています。正に大型箱の為の大型ユニットであることが判ります。
とあるブログの以下の記述が正に上記のことを言っていると思いますし気になっていました。この方は’78年夏に604-8Gからスタートされたとのこと。当方はタイトな低音を手に入れるために密閉化しました。そのままでは70Hz以下がさびしくなるので、低域拡大の為4331Aも密閉化でタイトさを維持して追加しました。
”後年、ALTEC620A、620Bエンクロージャを手に入れたのですが自作よりはるかによく振動する(というより鳴く)のに驚きました。しかしバスレフの共振周波数を高めに設定しLFが量感豊かに鳴るのです。それまでタイトな低音しか聞いた事が無かったので妙に関心しました。ですがこの低音は、ALTECの低音では有りません。結局620は、手放す事にしました。やはり604の低音は、515の乾ききった締まった音で無いといけません。
604-8GのLFは、515B/C等価なんですが、この15インチウーファーは、アクチュエータとして見た場合、15インチ(38cm)にもかかわらず現代の10~12インチのウーファーと電磁的に等しいか同等以上のモータ定数を持っていると思います。”
参照ブログURL: http://blog.livedoor.jp/deep__green/archives/25618260.html
■1)公表されているQ値
これは、エレクトリのALTECエンクロージャー図面集の604-8Gのページに主要な特性値が載っており、フリースペースのQ0については
Q0=0.23
となっています。
■2)620AのQの算出
結果は、
上段が右側ユニットで、下段が左側ユニットです。REは、RE=RdcなのでテスターでDC Rを測定した値です。Mmsは、上記図面集で公表の604-8GのM0=59gを使っています。
右側は、Qts=Q0c=0.25ですので4331AよりQは低いことが判ります。Cmsも0.13mm/Nなので、サスも硬めです。
左側は、Qts=Q0c=0.27ですので右側よりは高いですがQは低い方です。Cmsも0.15mm/Nなので、サスも硬めです。
エレクトリのALTECエンクロージャー図面集ではQes=Q0=0.23となっていたので、620Aの箱に入れるとQ0C(Cはキャビネットの略と思う)となりQ0CはQ0より上がりますが、620A箱は大きいので上昇率は8%~18%レベルで620Aより箱が小さい4331A(上昇率=45%~86%)よりは少ないです。
EBP値は171~214ですので、4331Aの100前後より更に大きく当然後面開放型や大型のバスレフ等(小型密閉箱には向かない) 用途ということで合っています。正に大型箱の為の大型ユニットであることが判ります。
とあるブログの以下の記述が正に上記のことを言っていると思いますし気になっていました。この方は’78年夏に604-8Gからスタートされたとのこと。当方はタイトな低音を手に入れるために密閉化しました。そのままでは70Hz以下がさびしくなるので、低域拡大の為4331Aも密閉化でタイトさを維持して追加しました。
”後年、ALTEC620A、620Bエンクロージャを手に入れたのですが自作よりはるかによく振動する(というより鳴く)のに驚きました。しかしバスレフの共振周波数を高めに設定しLFが量感豊かに鳴るのです。それまでタイトな低音しか聞いた事が無かったので妙に関心しました。ですがこの低音は、ALTECの低音では有りません。結局620は、手放す事にしました。やはり604の低音は、515の乾ききった締まった音で無いといけません。
604-8GのLFは、515B/C等価なんですが、この15インチウーファーは、アクチュエータとして見た場合、15インチ(38cm)にもかかわらず現代の10~12インチのウーファーと電磁的に等しいか同等以上のモータ定数を持っていると思います。”
参照ブログURL: http://blog.livedoor.jp/deep__green/archives/25618260.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます