勉強をする意味はあるんですか???

2008-03-03 04:22:33 | Weblog
やっているバイトの関係上、
生徒に色々と教える事が多いのですが、
例えば数学の問題を教えている時に

「こんな定理は将来役に立つんですか?」

と聞かれることがあります。
まさか本当に聞かれるとは思いませんでした~

受験を控える生徒からはそういう質問はあまり出ないです。
おそらく「勉強=将来」だからです。
ところが受験が迫っていない生徒の場合、勉強と将来は結びつかず
そもそも社会でおそらく必要ないのにやる必要があるのか?となります。
かといって、決して僕に質問して困らせようとしているわけでもなく、
悪意はないけど、しかし難しい質問です。
人生経験のまだ浅い僕に答えが出せるわけがありません。

・・・こんな質問を最近、別々の2人からされました。

そのうち1人には、
「僕の場合、そういう勉強をしたおかげでこのバイトが出来て、
そのおかげでラリーの資金を稼ぐ事が出来たのでやはり役に立ちました」
というもうとんでもない打ち首モノの回答をしました。
よりによってその生徒本人に直接言ってしまうかという感じですが、
なんかすっごく納得してくれました。

本来なら、
「こういう勉強をする事で、知識が増える。
知識が増えるということは、世界がそれだけ広くなるということ。
世界が広くなっていくと、人生も豊かになる。
知は力なり、ですよ。」
といったアカデミックな言い方がいいのかもしれませんが、
そんな風に言っても今時の学生は理解してくれないと思うので、
あえて別の、より具体的な言い方をしてみました。
言っちゃおしまいだけど現実的な言葉でした。

そしてもう1人には
「将来か~いや~将来にはおそらく全っく役に立たないよ。」
というこれまた衝撃的でそんなこと言っちゃうか的な事を言いました。
もし、教師採用の面接でこれを言ったら1秒後に不採用確定です。
やっぱりありきたりな言い方はつまらないなと思ったが故の発言です。

ただし、その生徒からは
「でも先生の授業は、問題を解いてるって感じじゃなくて、
むしろ勉強を楽しんでるっていう感じなので楽しいです!」
と言ってもらえました。
もう僕的にはこれ以上無いってくらいの褒め言葉でした。
まさかまさかの大逆転でびっくりしました。


まあ、僕自身も良く分かってませんが、
勉強をする意味があるかどうかはなんとも言えないけど、
逆に、勉強を全くしない人生は有り得ないなと思います。
どんな人でも、多かれ少なかれ、絶対どこかで何かの勉強はします。
その時に役立つよう「勉強をする練習」は必要なわけで、
そうなるとやっぱ、
学校で勉強をする意味はあるのかな~と思います。
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