もりのぼたもち

釣り、健康ランニングとお城巡りを楽しむアラ還おじさんです。
何事にもドンマイ!の気持ちであちこち出かけています。

「ダウン症の娘と共に生きて」 ~ 金澤 泰子さん

2016年11月27日 | イベント

今日は、雨です。

そんなに寒くはありません。

午後から研修に参加してきました。

「高島市人権のつどい 2016」です。

会場は、ポカポカと暖かく、いかんなぁ、と思いつつ、何度も夢の中へ。

冒頭の市長のあいさつは、まったく記憶になし。

実に申し訳ございません。

さて、今回の人権のつどいのメインの記念講演は、書家の金澤 泰子さんです。

この方、名前だけ聞いてピンと来られた方は、なかなか大した人。

ちょっとだけ説明しますと、書家の金澤 翔子さんのお母さん、そうですあのダウン症の翔子さんです。

建仁寺の国宝の風神雷神図と一緒に書が展示されているすっごい方です。

42歳の時に翔子さんを出産されて、ダウン症と診断、歩けないだろう、脳の発達も無理と告知を受け、いっそ死んだほうが良いのでは、そう思いわざと薄いミルクを与えていたとのこと。

世間にダウン症ということを隠し、生活をされていました。

しかし、翔子さんは純粋無垢に育ち、保育園、小学校、とても楽しく生活されていきました。

普通学級から障がい児学級、支援学校と変わりましたが、翔子さんはとても元気で幸せに成長。

それは、染色体が一つ多いダウン症ならではかも。

そして、30歳から一人暮らしを始められました。

これは、全国でも翔子さんくらいらしいです。

住まれている地域が明るくなるとのこと。

凄いです。

知性はなくとも、感性はものすごく豊かです。

父親を心臓まひで急に亡くされ、会社のことなど大変なことがあったらしいですが、翔子さんの才能を見抜いておられた亡き夫の言葉に従い、個展を開かれたことがメディア等にも注目され、あれよあれよと現在のようになってきたとのこと。

とにかく翔子さんも今回付いてこられていて、ご挨拶やマイケル・ジャクソンの踊りなどを披露され、それはそれは笑顔になれました。

翔子さんは、自分ことより人が喜び、楽しんでもらえることを一番に考え行動されるとのこと。

見ている私は、ちょっと胸が痛みます。

また、翔子さんの書を見て涙ぐまれる方がたくさんいらっしゃるようです。

これは、普通の書家の書ではないことらしいです。

何かが、降りてきて、何かの力が働いているようです。

ということで、一度実際の書を見てみたいと思いました。

この書展は、東京の青山だし、無理か。

一度建仁寺に足を運んでみればあるのかな?

ということで、心が洗われる感じのひと時でした。

帰りに本を購入しました。

出産後の辛かった心情も記されている日記・エッセイです。

ここに、翔子さんのサインをいただきました。

それはそれは、無心に書かれてました。

本を買ったら、ポストカードもいただけました。

私は、「楽」という字を選びました。

それを見て、泰子さんは「翔子は、とても楽に生きています。」と話されました。

そんな心情に近づければ・・・。

 

 

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