原子力防災訓練が10月に予定されているとのことで、高島市から協力依頼がありました。
そこで、事前打ち合わせ。
地震が発生し、大飯原発が大変なことに・・・。
そして、原発事故による放射線物質がわが高島市へ。
これは、エライこっちゃ。
ということで、屋内待機から避難へと移ります。
それから、避難場所へ行く前に放射線量の検査(スクリーニング検査)を受け、大丈夫ならば避難場所へ。
ざっとそんな段取りです。
そこまでのスケジュールや準備を打ち合わせして、なるほどと承知。
余談です。
実は、安定ヨウ素剤についてですが、みんなが被爆低減のために服用するものと思っていました。
しかし、違いました。
説明では、40歳以下の人が服用するとのこと。
なんと!
ということは、53歳の私は服用不可。
そうなると被爆をしろ。
そして、健康被害へ・・・。
こりゃ、40歳を越えた中年から老人は、これからの未来に備えて死ねということか・・・。
まぁ、年金や医療費など、負担ばかりが増えていく世代ですから、仕方なしか・・・。
そんな葛藤が一瞬ありました。
そのあとに事務所にいる人に40歳基準の話をしていると、全員が対象外。
未来、将来のために、あきらめましょう。と意思統一。
ハァ~~。とため息が・・・。
そこで、調べました。
まずは、安定ヨウ素剤とは・・・。
安定ヨウ素剤はヨウ化カリウムを内服用に製剤化したものです。
緊急時に放射性ヨウ素からの内部被ばくを低減することを目的として承認されている
医療用医薬品で丸剤と粉末剤があります。
次に効果は・・・。
運転中や停止直後の原子力発電所等は、事故が生じた場合、放射性ヨウ素を含む核分裂
生成物を環境中へ放出することがある。
核分裂生成物のうち放射性ヨウ素が、呼吸や飲食物を通じて人体に取り込まれると、甲状腺に集積し、放射線被ばくの影響により数年~数十年後に甲状腺癌等を発生させる可能性がある。
この甲状腺被ばくは、安定ヨウ素剤を事前に服用することにより低減することができる
なるほど、それなのになぜ私(53歳)はダメ・・・。
40 歳以上の者については、放射線被ばくによる甲状腺癌の発生リスクと一時的な甲状腺機能低下等の副作用が生じる可能性との双方を理解した上で服用してもらうようにしなければならない。
ということで、歳をとると副作用があるのか・・・。
まぁ、どちらにせよ、原子力事故は怖い。
しかし、電気代は安いほうがいい。
難しいところです。