親戚のお葬式に行っていました。
前々日から準備のため、あくせくとお手伝い。
この暑さで、堪りません。
そんな時のこと、山へ木を切りに行った時、訪ねたお家が私の同級生のAさん宅。
Aさんの弟と一緒に作業です。
そして、Aさんのことを訊ねると、「堅田に住んで、仕事の都合でほとんど東京」との情報。
小学校から一緒だった女の子です。
すると、偶然にも親戚の家を訪ねてきたAさんと遭遇。
少しだけ話しました。
面影はあるものの、相当変わったなぁ、と言う印象です。
もちろん向こうも私を見て、口には出さないものの、変貌ぶり(とくに頭)に驚いていたと思いますが・・・。
数十年ぶりですが同級生からは、「〇〇君」とか「あだ名」で呼ばれます。
こんなおっさんになってでもです。
しかし、違和感はありません。
お葬式と言う機会には、様々な方が来られます。
田舎は特にですが、懐かしい面々に会えます。
「あのおばさん、ものすごく歳をとられたなぁ。」
「あの人なんか、言われるまで気付かなかった。」
など、人々の年輪を感じてしまいました。
この集落で生まれ、そして過ごした昔に一気に帰ってしまう、この不思議な瞬間。
ふるさとはそんなものらしいです。
私は、この地で生まれ、そして育ち、今もそのまま暮らしています。
そのためか、ふるさとと言う感覚にピンときません。
二百人ほどが一堂に会したお葬式。
亡くなった人に対しては、悲しく寂しいですが、集まった面々は、不思議と笑顔。
お葬式は、賑やかなものです。(お歳をとられた方のお葬式の場合ですが・・・。)
この場では、「〇〇ちゃん」と呼ばれます。
おじさん、おばさんからすれば、こんなおっさんでも子供の時と同じこと。
ちゃん付けは、さすがにちょっと照れくさい感じがします。
それと、挨拶を交わす人の名前が出てこないこと。
特に先方が私のことを御存じなのに、こちらは「ハテ? 何て言う方だったかな?」は大変失礼なこと。
それでも、ウマく話を合わせます。
そうこうしていると、釣り仲間のS氏を発見。(S氏は、仕事です。)
「暑いなぁ~。」と話す言葉はみんな一緒。
しかし、このS氏、明日「釣り堀レインボー」へ出撃とのこと。
思わず、「エーッ!」と言ってしまいました。
普通の人の感覚では、「無謀」と言うしかありません。
それでも、S氏いわく、「一カ月ほど行っていないので、うずいてきた。」とのこと。
釣りキチにとっては、酷暑は関係ないらしい。
海水温もお湯になっているのでは?と思えるこの暑さ。
無理せずボチボチ楽しんできてください。
さすがに、まったく羨ましいとは思わない、明日のS氏の釣行でした。