今回、初体験の船エギングで、アオリイカに挑戦してきました。
知人のS氏からお誘いを受け、アオリイカには大変興味があり、初釣行となりました。
今回は、S氏のグループに入れて頂き、6名+子供1名、それに単独釣行の方1名で合計8名。
お世話になったのは、福井県おおい町本郷の田中渡船さん。
実は、数年前まで夏のマイカ釣りに、何回かお世話になったことがあります。
まずは、船エギング。未経験であります。
通常の陸ッパリからのエギングとは、仕掛けや釣り方も違います。
私もちょっと前から、アオリイカエギングに興味を持ち、陸ッパリで挑戦したことがありました。
しかし、まったくダメ。
やはりシャクリ方、誘い方、エギの種類など、様々な問題があったのでしょう。
それでも船エギングでは、個体数も多く、スレていないだろうとの思惑で、
大漁妄想を日夜繰り広げていた次第です。
S氏からのアドバイス、釣具店やネットからの情報などを駆使して仕掛けを用意。
あとは実釣のみであります。
そして、当日青戸大橋のたもとにある田中渡船さんに到着。
ご一緒する方々に、「初めてなので、よろしくお願いします。」と謙虚にご挨拶。
荷物を乗せ、出発です。今回は、半夜便のため、17時前の出発です。
さて、これからが問題。
実のところ、私は船酔いが心配な体質。
今回も、過去の醜態から学んだことを忘れず、準備をしてきました。
船酔い対策① お昼ご飯は、控えめで早めに。もちろん夕食は食べない。
船酔い対策② 酔い止めは、アンプルと錠剤を併用。
船酔い対策③ 船首には乗らない。
船酔い対策④ 手首に巻いて使用する、指圧式船酔いツボベルトを着用。
船酔い対策⑤ 船上の水分補給は、コーラ。(炭酸飲料)
一応、これだけのことはしました。しかし・・・。
それでは、船に戻ります。
青戸大橋の下を通り、小浜湾へ。ここは、波もなく穏やか。
次に赤ぐり灯台を越え、外海へ。
途端に並みの種類が変わってきた。
大飯原発を横目に、大きな波に揺られて船は上下動を繰り返しながら走る。
そして、やっとポイントに到着。
そこは、波はさほどでもないが、問題は大きな大きなうねり。
このうねりにより、横縦上下に船が揺れます。
釣りの準備が出来たら開始。
水深は15メートル。底によってもっと深いところもある。
シンカー錘は、10号。リーダーは、2号で一ヒロ。エギは、ピンクの下地金で3.5号。
一旦底まで落とし、すぐに2メートルほど上げる。(これは、エギが底に引っ掛かるため)
そうして、上へシャクリ上げ、ゆっくり降ろし、しばし待つ。
この動作を繰り返しながら、深さを上げて行く。
本来ならば、ガッツンと来る予定が、誰も来ない。
さすがのS氏にも、来ない。
しばらくして、船首の方が、最初のアオリを上げられた。
それを観た私は、俄然やる気満々。
しかし、その後も私はもちろんのこと、他の方もダメ。
すると、私の隣の方に当たりがあった。
上がってきたのは、タコ。その後も、もう一匹追加されている。
結局、当たりが無いまま過ぎて行き、いよいよ私の体調も良くない方向に。
遠くを見たり、頑張って誘いを入れたりするのだが、
モヤーッとしたものが胸のあたりを覆い出し、次に生唾が出てきた。
しかし、気分的には、まだまだ大丈夫。
とりあえず誘っていると、なんか乗った感じ。
もう笑顔満面でバラさないよう、上げてくる。
見えてきた姿は、イカ。
ヤッター!だが、ちと姿が違う。
アオリイカではなく、マイカ(赤イカ、剣先イカ)でした。
まぁ、それでも嬉しい。
しかし、もう私も、ついに降参の時間を迎えました。
酸っぱいものが、胃から上がってきた次第です。
これは、イカン。とトイレへと駆け込む。
実は、私、最初からこの情景を予測して、トイレ横に釣り座を構えていました。
お昼の分の消化は終わっていると思いきや、まだ残っていました。
その分をゲロッて、ちょっと楽に。
追加の薬を飲み、再開。
しかし、これも長続きせず、我慢の臨界点に達し、バタンと横になりました。
不思議と、船酔いは寝ていると楽です。起きるとまたダメですが。
この時点で、4名がダウン。
そうしていると、船頭さんが場所を変えるとのこと。
どうやら潮が悪く、周りの船も釣れていないとのこと。
私には、どうでもよいことで、寝ているだけ。
その間に、船は小浜湾内へ。結構陸に近いところで停泊。
ここは、うねりもなくイイ感じ。
私も、復活を果たし、再開。
これからは、通常のエギングとなる。シンカー錘を外し、エギでシャクる。
すると、すぐにあっちでもこっちでも、墨のプシューッが聞こえる。
しかし、私には来ない。
ここでのエギングは、やはり経験豊富なS氏など、上級者は次から次である。
私には、来ない。
投げ方、待ち方、シャクリ方様々を教示願うが、ダメ。
もちろんエギも変え、チャレンジするが当たりすら感じられない。
そうこうしていると、またまた気分が・・・。
しかし、何とかして一ハイは釣ってやるぞー。と熱意を込め続ける。
すると、やっとキターッ!
ついに人生初のアオリイカを釣りましたぁー!。
実に嬉しい!
S氏などと比べると、型も小さいし、数なんて毛頭及ばない。
でも、この一ハイは、嬉しい!
やっと、やっと釣れましたぁ。
その後、もう一ハイを追加。
0:00過ぎに納竿です。
終盤の1時間で、ちょっとコツを掴んできたような感じです。
それでも辛い釣りとなりました。
結果 アオリイカ 2 マイカ 1
その他、S氏は、10ハイは越えており、慣れた方でも7~8ハイ程度と、今夜は大苦戦。
通常なら、私のようなものでも、10ハイは期待できたとのこと。
S氏クラスの方で、30~40ハイ。それも、上サイズでと思っていたらしいですが、難しかったです。
午前便のエギングもあり、これでも20~30ハイは、いけるとのこと。(私のような腕ではない方)
船頭さんいわく、今年はとりあえず数、型ともに良いとのこと。
30㍑クーラーに入らない日が、何度もあるらしい。
確かに、海面にアオリイカがたくさん泳いでいる状態を何度も見ました。
まだまだ、今年の若狭のアオリイカは、イケます。