ライバルS氏の決意

いつもヘモグロビンA1cの数値で競い合っている病友S氏。

今日、10月1日、煙草の値上げの日である。

S氏は、セブンスターをいつも吸っている。

理由は、単なるニコチン中毒なのだが、

私と張り合う際のハンデキャップとして、煙草を吸っているなどと馬鹿げたことを言っている。

ちなみに私は、10年以上前に強い意志を持って、スッパリとタバコは止めている。

もちろん今となっては、吸いたいとも思いませんが。

そこで、S氏。

数ヶ月前から、「10月になったらやめるんや。」　「子供にも約束している。」などと言っていた。

その10月1日が、ついにやってきたのである。

お昼ご飯へ行く際、S氏は「今日で煙草は止める。」　

「これが無くなったら。」と言いながら、3本残っている煙草の箱を見せる。

何て、往生際が悪い。

きっと無くなったら、誰かにもらおうとするのでは、と思えてしまうほど。

しかし、一応は、その3本でキリをつけるようである。

かれこれ25年は吸ってきた煙草。

価格、家族の思い、そして自分の病状。すべてからやはり止める方が良い。

まぁ、これで私と同じ土俵となる。

これからが、本当の勝負。

真っ向勝負を挑んでいきたい。