年末年始、神戸の実家に帰省していたことは記事にしましたが。
その前に「何で今硫黄島や栗林中将がクローズアップされてるの?」
と恥ずかしながら思っていたびっきぃなのであります。
だってベストセラーに「散るぞ悲しき…」とかがでてるしね。
テレビを見ないびっきぃの弊害がでてしまいました。
映画が作られているのね。それもスピルバーグの。
で、話変わって、年末年始、久しぶりに姉に会いました。
姉は新聞記者でスポーツを担当しているキャリアウーマンです。そのスジではなかなかの人物のようで。
で、姉の自慢をしたいのではないです。
その姉が言うんです「この映画が話題になるまで硫黄島(の戦い)って知らなかった。」
さらには「さすがスピルバーグ監督で、客観的な作品になってるらしいよ。」
とのこと。
姉を馬鹿にしたいのではないです。
だって、日本史専攻して偏差値80以上(マジよ、日本史だけだけど)あったびっきぃの記憶でも、学校で”硫黄島”のことなんか教わった覚えは無いです。
ただびっきぃは、戦国時代や幕末、明治、という興味の延長で大東亜戦争についても興味があって、その関係で”硫黄島”や”栗林中将”のことを知っていただけ。
…であることに改めて気づかされたのであります。
つまり、姉でさえ”硫黄島”を知らない、ということに愕然としたびっきぃなのですが、それが日本の歴史教育の実態なんだろうな、と。
事情は分かるんです。
あの大東亜戦争(太平洋戦争と言わないところですでにびっきぃの思想が見えますが、笑)と、それに至る歴史(日清・日露戦争他)については、文部科学省と日教組の間で解釈の食い違いがあって、当然大学入試の問題に取り上げられるような確固たる解釈ができていない、よって進学校ほど日本の近代史は教えられていない、ということですわな。
まあ、南京大虐殺が事実かどうかなんてことがいまだに議論されていたり、韓国・台湾の併合やその統治がどうだったかなんて、基本的なことに結論が出ていない状況で、あの戦争の個々の事柄についての情報なんてフツーに生活・学生していれば出会うことはないですわな。
で、思うわけです。
このブログでも何度も書いてきたけれど、教師が歴史を教えるとき、何も数学のように”唯一の正しい答え”を教える必要はないんです。
昭和史についても、いろんな考え方(捕らえ方)がある。
とにかく日本が悪かった、という日教組のような考え方もあれば、びっきぃのように、良い(当時の法的に悪くない)ことは悪くない、悪いことは悪い、という思想の持ち主もいる。
だから、過去記事の繰り返しになるけど、歴史の教師には、ぜひ生徒に考えさせてやって欲しい。
日本が悪いという意見にはこういうことが述べられている、一方当時の世界情勢の中では日本が生き残る為にこういう道を選んだのだ、という意見もある。
さあ、君たち(生徒たち)はどう考えるか?
それを考えさせ発表させる、それこそが教育だと思うんです。
大学入試の問題に取り上げられるような画一した歴史観が無いから入試問題にしない。よって、高校も日本の近代史をちゃんと授業しない。
その結果、超インテリであるウチの姉でさえ”硫黄島”を知らない、ということになるんです。
その硫黄島を”客観的”に描けるスピルバーグがエラいのかというと、別にそうじゃない。
米国の歴史授業は、もちろん基本的にアメリカが正しい、という前提の下にすすめられるけど、その一方で相手国からの留学者に意見を求めるような授業が行われているようです。
その留学生だった、某ビール会社顧問の孫娘との手紙のやり取りを本にしたものがあります。
たしかベストセラーになったはずだけど「おじいちゃん戦争のことを教えて」中條高徳著、小学館文庫、です。
この孫娘さんは、戦争に対して、日本人としての意見を教師から求められ、祖父に手紙を書き日本の当時の思い(のひとつ)を学校で発表したんです。
クラスメートや教師からは「視野が広がった!」というように大絶賛をうけたそうです。
このような歴史教育を是非望みたい。
そして、アメリカよりももっともっと客観的に戦争を振り返り、戦争に至った経緯を教師と生徒が一緒になって研究して欲しい。
それが、歴史を学ぶ根源的な目的である「世界平和」に結びつくのでは、と思うのであります。
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supported by 自然堂本舗
食べるモノ、今のままでいいの!?
その前に「何で今硫黄島や栗林中将がクローズアップされてるの?」
と恥ずかしながら思っていたびっきぃなのであります。
だってベストセラーに「散るぞ悲しき…」とかがでてるしね。
テレビを見ないびっきぃの弊害がでてしまいました。
映画が作られているのね。それもスピルバーグの。
で、話変わって、年末年始、久しぶりに姉に会いました。
姉は新聞記者でスポーツを担当しているキャリアウーマンです。そのスジではなかなかの人物のようで。
で、姉の自慢をしたいのではないです。
その姉が言うんです「この映画が話題になるまで硫黄島(の戦い)って知らなかった。」
さらには「さすがスピルバーグ監督で、客観的な作品になってるらしいよ。」
とのこと。
姉を馬鹿にしたいのではないです。
だって、日本史専攻して偏差値80以上(マジよ、日本史だけだけど)あったびっきぃの記憶でも、学校で”硫黄島”のことなんか教わった覚えは無いです。
ただびっきぃは、戦国時代や幕末、明治、という興味の延長で大東亜戦争についても興味があって、その関係で”硫黄島”や”栗林中将”のことを知っていただけ。
…であることに改めて気づかされたのであります。
つまり、姉でさえ”硫黄島”を知らない、ということに愕然としたびっきぃなのですが、それが日本の歴史教育の実態なんだろうな、と。
事情は分かるんです。
あの大東亜戦争(太平洋戦争と言わないところですでにびっきぃの思想が見えますが、笑)と、それに至る歴史(日清・日露戦争他)については、文部科学省と日教組の間で解釈の食い違いがあって、当然大学入試の問題に取り上げられるような確固たる解釈ができていない、よって進学校ほど日本の近代史は教えられていない、ということですわな。
まあ、南京大虐殺が事実かどうかなんてことがいまだに議論されていたり、韓国・台湾の併合やその統治がどうだったかなんて、基本的なことに結論が出ていない状況で、あの戦争の個々の事柄についての情報なんてフツーに生活・学生していれば出会うことはないですわな。
で、思うわけです。
このブログでも何度も書いてきたけれど、教師が歴史を教えるとき、何も数学のように”唯一の正しい答え”を教える必要はないんです。
昭和史についても、いろんな考え方(捕らえ方)がある。
とにかく日本が悪かった、という日教組のような考え方もあれば、びっきぃのように、良い(当時の法的に悪くない)ことは悪くない、悪いことは悪い、という思想の持ち主もいる。
だから、過去記事の繰り返しになるけど、歴史の教師には、ぜひ生徒に考えさせてやって欲しい。
日本が悪いという意見にはこういうことが述べられている、一方当時の世界情勢の中では日本が生き残る為にこういう道を選んだのだ、という意見もある。
さあ、君たち(生徒たち)はどう考えるか?
それを考えさせ発表させる、それこそが教育だと思うんです。
大学入試の問題に取り上げられるような画一した歴史観が無いから入試問題にしない。よって、高校も日本の近代史をちゃんと授業しない。
その結果、超インテリであるウチの姉でさえ”硫黄島”を知らない、ということになるんです。
その硫黄島を”客観的”に描けるスピルバーグがエラいのかというと、別にそうじゃない。
米国の歴史授業は、もちろん基本的にアメリカが正しい、という前提の下にすすめられるけど、その一方で相手国からの留学者に意見を求めるような授業が行われているようです。
その留学生だった、某ビール会社顧問の孫娘との手紙のやり取りを本にしたものがあります。
たしかベストセラーになったはずだけど「おじいちゃん戦争のことを教えて」中條高徳著、小学館文庫、です。
この孫娘さんは、戦争に対して、日本人としての意見を教師から求められ、祖父に手紙を書き日本の当時の思い(のひとつ)を学校で発表したんです。
クラスメートや教師からは「視野が広がった!」というように大絶賛をうけたそうです。
このような歴史教育を是非望みたい。
そして、アメリカよりももっともっと客観的に戦争を振り返り、戦争に至った経緯を教師と生徒が一緒になって研究して欲しい。
それが、歴史を学ぶ根源的な目的である「世界平和」に結びつくのでは、と思うのであります。
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食べるモノ、今のままでいいの!?
どっちにしても映画楽しみです。
日本でも”歴史”としてあの戦争を映画に出来るような時代に、早くならないかなあ。
硫黄島で戦った人のことを思えば、”うつ”なんぞに苦しんでいる自分が情けなくなりますが(苦笑)、それはそれ。次元の違う話ですからね。
映画楽しみ(なような恐いような…)です♪
映画を見てから知ったという人も多いのではないでしょうか?!
やはり、知ってるようで知らないことって沢山あるなぁとしみじみ思いました。
映画、見に行きます。きっと号泣することでしょう。