オカリナと水泳日記、あ、うつ病と拡張型心筋症なども

病気は「ついで」かい!というようなタイトルですが(苦笑)。
古い記事はうつ病との闘いの記録?や花作りがメインです。

長いこと休筆(?)してたので改めて。

2008年03月31日 | 自己紹介
びっきぃと申します。30後半のおじさんです。

とはいえ(?)、30代はほぼ”うつ病”との闘いに明け暮れ、32~35歳辺りの記憶がほとんどありません。
よって気分は未だ30代前半であります(笑)。

昨年36歳の時、拡張型心筋症という難病に罹り、長期間の入院を経験しました。
私の場合は心臓移植の必要も無く、入院と薬で心臓は正常に戻ってくれました。
その薬はずっと飲み続けなければなりませんが…。

心筋症と同様に辛い状況なのは、長患いしている”うつ病”がほぼ治りかけたタイミングで、心筋症を発症してしまい、その他なんやかんやあって、”うつ病”も完全にぶり返してしまったことです。

最近ようやくパソコンに向かうことが出来るようになってきたので、頭のリハビリ目的で、徒然と思うことを文章にしていこうと思います。
文章作るのって頭の体操になるからねー。

また、自分の思いを文章化することは、自分を振り返る手法としても有効だしね。

ということで、非常に自己満足的ブログではありますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

プロフィール&うつ病のこと。

2006年07月28日 | 自己紹介
兵庫県在住、30後半のオトコです。
が、とある女性(生保レディ)に「えっ(絶句)、わっ若いですね…。」と言われていい気になっています。

某繊維メーカー系事務アウトソーシング会社に勤務する経理マンです。以前は自動車部品の素材の開発・営業を9年やってました。

ここ6~7年最近流行りの?うつ病に悩まされ、2回の休職後、職場復帰しようやく元気になってきた…というところで、拡張型心筋症という難病に罹ってしまいました(H19年4月)。

これまでうつ病の経過報告的な意味合いで、非公開的にブログを運用してきたんですが、これから公開ブログを作って行こうと思っています。よろしくお願い致しますm(_ _)m。

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”うつ病”とは付き合いが長いだけに、患者としての気づきというか一家言持っています。

そもそも”うつ病”とはなんぞや、なんですが。

これは「心が疲れきってしまっている状態」のことだと思います。
その結果として「憂鬱感、疲労感、意欲減退、自殺願望…」といった「症状」が表面化してくるのではないかと。

つまり、ストレスなどから心を守るために、心自身が「鈍感」になり、喜怒哀楽が感じられなくなる、と。

ではそれがどうして起こるのか、つまりどうして「うつになるほど心が疲れるのか」ということです。

大前提として、人間の「感情」は、「物事」に対してその人なりの「思考パターン」がどのように反応するのかで決まる、ということが鍵です。

方程式にすれば、「感情(ストレス)」=「物事(環境)」×「(その人なりの)思考パターン」です。

つまり「物事」から直接「感情」が生まれてきているのでは無い、ということです。

で、「物事(仕事や家庭の環境など)」が変化した、あるいは「思考パターン」が就職や転属、加齢などによって変化したことによって、”苦しい、辛い”という「感情」がアウトプットされてしまう状況になり、それが常態化することが、”うつ病”に陥る原因の一つだと思っています(というか自分はそうでした)。

ですから原因がこのような場合、回復の鍵は「思考パターンの変革」にあると思っています(後述)。

一方薬はというと、これは「症状」を緩和することにのみ効果があります。
それだけで回復していく患者さんもたくさんいるとは思いますが…。

びっきぃはそうではありませんでした。
薬で症状が治まったと会社に復帰しても半年後には再発してしまいました。
そういう患者さんが多いのではないでしょうか。

そこで鍵である「思考パターンの変革」です。
「物事(現在の環境)」を「ストレス」に感じないように「思考パターン」を変えていくのです。

これは、言うは易し、です。
まずは薬で「症状」を抑え、「思考パターン」を変えていくための心の力を蓄えます。

そして「思考パターン」を変革していくのですが、変革の方法は人によって千差万別だと思います。
ただ共通しているのは、その手順です。

まず、「思考パターン」の「問題点」を探ります。

・これまでの仕事の仕方、家庭での有り方…、何が問題だったのかを自分の心と向かい合います。
・そのためには、カウンセリングを受けたり、人生哲学といったカテゴリーの本を読んだり、自分とは価値観の違う人と話をしたり…、といった方法があります。(そういうことが出来る程度まで薬で回復していなければなりませんが…)

すると気づくはずです。「思考パターンの問題点」は「自分の人生観や生き様の問題点」に他ならない、と。

ただ注意して欲しいのは、あくまで「問題点」であって「誤り」ではない、ということです。
それまでの人生では、その「思考パターン・人生観」で上手くやってこれたわけですから。

話を戻して、そこで「思考パターン・人生観」の「変革」に取組むのです。

・どんな「思考パターン」「人生観、生き様」なら、「物事(自分を取り巻く環境)」を「ストレス(感情)」に感じなくてすむだろうか、と。
・これも、カウンセリングや書籍、人生の先輩達の話などを参考にして探っていきます。

そして、新たな「人生観、生き様」とそれをブレイクダウンしたものである「思考パターン」を自分の心に根付かせていくのです。

例えばびっきぃの場合です。

びっきぃの「思考パターン(人生観)」の問題点は、完璧主義ならぬ「全力主義」であることだと気づきました。とにかく「頑張れ頑張れ」で「精神力は無限」だと無意識に思っていました。

で、それに対する「処方箋」は、「とりあえず70%主義で行こう」ということでした。

びっきぃの以前の人生観からすれば「余力を残して事に当たる」など、到底許されないことでした。
でも、その考え方が行き詰まってしまったことも認めざるを得なくなっていました。

結局この「70%主義」を心がけるようにしてから、回復のスピードがぐんと上がりました。

実際「70%」で仕事しても、必死で「120%」で仕事しても、そのアウトプットに大差が無いことにも気づきました(笑)。

むしろ頭で70%と思うぐらいが、体と心にとってはちょうど100%なのかな、とも思います。

そして現在は、秋には、職級に見合った仕事ができるようにとの目標で毎日を送っています。

もう一つ人生においては、うつを乗り越える、「思考パターン(人生観)」を変革する、ということは、自分を一回り大きな人格に鍛え上げてくれるもの、と信じるようにしています。

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この拙文、そしてブログがうつに苦しむ人の、何かの参考になれば幸いです。

                              びっきぃ

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