昨日、日中は吹雪だったのですが、夜になり天気も回復、月が出ていたので夜の散歩にいきました。月明かりを頼りに歩きました。夜の上高地は少し怖いような気もしますが、夜だからこそ見れる景色も有ります。ベンチの上には真っ白な雪、穂高連峰や六百山、霞沢岳の雄大な景色。昼見るのとはまた少し山の雰囲気も変わりとても良いです。山にはまだ沢山の雪が積もっているので、より一層、夜の暗さに映えてみえるのかもしれません。しかし、上高地の夜はまだまだ寒い。地面が凍って滑ることも多々ありました。
川沿いの遊歩道を歩くと時々見かけます。暖かそうなそうな毛皮のコートを身にまとい、洒落た帽子をかぶっているようで、万全の防寒体勢です。これはネコヤナギの花に当たる部分で、帽子状のものは芽鱗といって、冬の間花を覆っていたものです。まだ風が冷たい上高地、早春の明るい光のなかで、この地の春の訪れがまもなくであることを告げているようです。「あつい、あつい」と、彼らが帽子とコートを脱ぎ捨てるのはいつになることやら…春風が待ち遠しい今日この頃です。
4月27日、河童橋畔において開山祭が行われました。入山以来、不安定な天候に悩まされていましたが、この日は山の神様が素晴らしい好天をもたらしてくれました。青空をゆうゆうと泳ぐ鯉のぼりは、今や開山祭のシンボル的存在。その下で約2000人の人々が山の安全を祈願し、開山を喜びあいました。