きょうを生きて living in a moment アドラムの洞窟

できることに集中すると美しさが生まれる。

その美しさを感じて息を吸おう。

89歳の大芝居

2015-08-30 19:34:46 | 日記
先週 89歳の母親が救急車に担ぎ込まれた。

89歳の父親が明け方未明に

緊急電話をかけたのだ。


心配する状況だった。



実は父親の大芝居だったことが


判明した。


ケアマネージャーから母親を検査入院を


すすめるも母親が応じない。

母親は洗濯途中や椅子にでも


どこでも寝て 父親が寝れない状況だった。


思いあまった父親が


救急車で強制入院させることを思いついたのだ。


救急車が到着したのに


頭をとくとか母親はゆったりと支度をして


救急車の隊員が父親に救急でないと叱る。


それでも父親はこの大芝居をやり遂げた。


見事母親入院できたのだ。


車椅子の母親は死んだように寝ていたが

見舞いにいって


母親の車椅子を舞踏するがごとく

クルクル回してやった。


母親は喜んだ。

次は


病院の廊下を車椅子で思いっきり速度をあげて


走ってみた。

母親は気分がいいといった。


病人を病人のように扱わないなら

人は元気になる



そんな感じがする。