フランスには「ミュジシャン・コンプレ(完全なる音楽家)」の伝統があり、フランスの音楽家は最終的にはそこを目指すのを理想と考えている。
どういうことかというと、演奏と作曲ができる存在になる、ということだ。
ヴァイオリン界でも古くはヴィオッティ、クロイツェル、ロードに始まりエネスクやレイモン・ガロワ=モンブランなんて人もいる。
最後のR.G=モンブランを知っている人は少ないかもしれないが、管楽器界ではよく知られていて、クラリネットの作品は時々演奏されているのを見かける。そしてあの三善晃の師でもある。
でもヴァイオリニストである。私は学生時代、東京文化会館でリサイタルを聴いたのだから。
残念なのは、その時上記の事情を全く知らなかったこと。純粋にヴァイオリニストとして聴いたのである。
しかも、同じような時期に聴いたシェリング、ローザンド、メニューインなどの印象に圧されて、内容はさっぱり覚えていない。かえすがえすも残念。
続くフランスのヴァイオリニスト達に、ミュジシャン・コンプレは存在しているのだろうか。寡聞にして、全く知らないけど。
どういうことかというと、演奏と作曲ができる存在になる、ということだ。
ヴァイオリン界でも古くはヴィオッティ、クロイツェル、ロードに始まりエネスクやレイモン・ガロワ=モンブランなんて人もいる。
最後のR.G=モンブランを知っている人は少ないかもしれないが、管楽器界ではよく知られていて、クラリネットの作品は時々演奏されているのを見かける。そしてあの三善晃の師でもある。
でもヴァイオリニストである。私は学生時代、東京文化会館でリサイタルを聴いたのだから。
残念なのは、その時上記の事情を全く知らなかったこと。純粋にヴァイオリニストとして聴いたのである。
しかも、同じような時期に聴いたシェリング、ローザンド、メニューインなどの印象に圧されて、内容はさっぱり覚えていない。かえすがえすも残念。
続くフランスのヴァイオリニスト達に、ミュジシャン・コンプレは存在しているのだろうか。寡聞にして、全く知らないけど。