井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

ヴァンクーヴァーはアジア人だらけ①

2017-12-08 14:08:09 | 旅行記
井財野が所属している九州・沖縄作曲家協会にカナダのヴァンクーヴァー・インターカルチュラル・オーケストラ(Vancouver Inter-cultural Orchestra、以下Vicoと略)が交流を申し入れてきた。

Vicoとは西洋の楽器、いわゆるオーケストラで使う楽器と民族楽器によるアンサンブル団体である。
日本にも日本音楽集団という和楽器のオーケストラがある。それを発展させたアジア何とかという民族楽器のオーケストラが一時あったと思うが、維持させるのは難しいと見えて、今は消息を聞かない。

しかしこのVicoはヴァンクーヴァーでしっかり聴衆をつかんでいるようだった。そこで九州の作曲家の作品が演奏されるのは悪くない話だ。

とは言え、Vicoは交流したいと言ってきている。要するにカナダに呼ぶから、日本にも呼んでほしいということである。

普通に呼んで日本のお客さんが集まるとはとても思えない。
では普通の現代音楽ならお客さんが集まるかと言えば、もちろんそんなこともない。
普通ではないことをやらなければならないのは、実は必至の結論。

だが、やはりどんな相手か、会ってからの話だろう、というのが作曲家協会で話し合っての結果だった。
で、旅費稼ぎにミニコンサートを一発やってから帰ってこい、というミッションを受けて、私が行くことになったのである。

行って驚いたのはアジア人の多さである。日本人も多く、毎日接する人の中で英語を使ったのは一人二人しかいなかった。