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習近平氏への不満が社会全体に充満、「次の時代」に備えよ 政治体制転換は日本の利益【中国の今を語る②】 47NEWS

2024年05月30日 | 政治

本日、前回に引き続き、これで2つのブログ記事を書きました。
下記の文は中国人の学者、
張倫氏(ちょう・りん)が書いた記事。(プロフィールはエッセイの下にあります)・・・私も同じといえばおこがましいのは百も承知ですが、この視点でブログを書いてきました。
中国の歴史や文化を知れば、習近平の言う全中国統一なんてありえないのです。(ブログ主)

習近平氏への不満が社会全体に充満、「次の時代」に備えよ 政治体制転換は日本の利益【中国の今を語る②】

47NEWS

そもそも習氏はなぜ強大な権力を掌握できたのか。2012年に習時代が始まった当初、改革派も含めて多くの人々が改革に踏み切るとの幻想を抱いていた。習氏はそうした期待を利用した。一方で腐敗官僚や政治エリート、富裕層に不満を持つ民族主義者は、毛のような強い指導者を望んでいた。こうした勢力も習氏の主な支持者となった。

 また習氏と同様に「紅二代」(中国共産党革命に参加した高級幹部の子弟)と呼ばれる人たちも重要な支持層だった。各方面が自らの理想を習氏に投射し、習氏は好きに解釈させて権力の源泉として取り込んでいった。

 習氏は反腐敗闘争を仕掛けて世論の支持を得ると同時に、政治ライバルを追い落とした。共産党は構造的な腐敗体質であり、誰でも調査対象となりうる。「腐敗を撲滅して党の地位を守る」と訴えれば誰も反対できない。
私は(昨年死去した)李克強前首相と1980年代に交流があった。李氏は権力を拡大する習氏に対抗すべきだったが、権限を奪われてしまった。

 ▽悪循環

 中国は経済成長を実現する一方で政治改革を進めなかったために環境問題といった社会矛盾が深刻化し、不安定になった。治安維持に充てる「公共安全」費は国防費を上回っている。これが習氏が「国家の安全」を重視するようになった内部要因だ。外部要因は、国際環境の悪化。党は西側諸国が望んだような変革を起こさなかった。米欧などは、異なる政治体制やイデオロギーを持つ中国の台頭を警戒している。

国家の安全を重視する三つ目の要因は、党内闘争だ。習氏は政敵に絶え間なく攻撃を仕掛け、投獄したり自殺に追いやったりした。権力基盤は安定しても、いつ報復されるか分からない不安感にさいなまれているはずだ。「国家の安全」を強調するほど、周囲に敵を増やす悪循環に陥りつつある。

 ▽欧州も警戒

 習氏は本気で国際秩序を転換したがっている。「先進国と途上国の不合理な関係を是正する」という中国の主張自体がおかしいわけではない。ただ国際秩序の多極化とか、人類運命共同体などと唱えても、実際の行動は覇権的だ。自国民の人権すら尊重しない。世界を率いるというなら、まず国際社会を納得させるモデルを持たなければならない。

 欧州の対中認識には重大な変化が生じている。習氏が改革を後退させたことで、中国が開放や自由化に向かうとの幻想は消えた。またウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領を、習氏は支持した。プーチン氏は欧州の安全保障を脅かしている。ロシアを支持することは、欧州を脅かすことだと見なされる。欧州との関係は悪化し続けており、改善の要素は見当たらない。

▽ゼロコロナで支持失う

 習氏は共産党総書記就任当初こそ支持や期待は大きかったが、弁護士や記者、教師ら知識人を取り締まったことで自由派の支持は低下した。同時に党・政府内のエリートの不満も大きくなった。一方で釣魚島(沖縄県・尖閣諸島の中国名)や南シナ海で強硬姿勢を示してナショナリズムを刺激しており、愛国主義者の支持は大きい。

 習氏への不満は政治的なエリートから中間層、そして社会全体に広がりつつある。その原因は(強権的な手法で新型コロナウイルスの感染拡大阻止を図った)「ゼロコロナ政策」だ。それに景気低迷も重なり、支持は下がっている。


ブログ主・・・ウクライナとロシアの歴史もそうだが、中国の歴史や出身地を国以上に重んじる中国の人たちのことを知らない人が多いのは当然と思う。
要するに「文化の流れ」は理解するのに必要でそれはカンも働く。
そして中国の言語も「方言」というよりむしろ「外国語として」というほど、地方によって言葉が違う。

私が二度中国に行った時だが、上海の通訳、武漢の通訳、西安の通訳、桂林の通訳など、みんな入れ替わった。
言葉が通じにくいというのだった。北京語とか広東語などはその違いや文字などで「そうなのだ」とわかりやすいが、それらの言語だけではない。(イタリア語とナポリ語もお互いに元が違う原語で文法もナポリ語は中性名詞があるなど、イタリア人にとって「まるで外国語」だ。)

中国ではテレビドラマにはその地方の言葉に応じた「字幕」が出ることが多い。
声優が俳優に替わってセリフを言うのがあったが、それを嫌って自分で言うのが「王凱」だった。王凱と共演する俳優は同じくそのようにしている。(もちろん、その前の世代の「三国演義」の名優たちは自分で吹き込んでいる。その場合はその地方の字幕が出たという)

「尖閣の歴史」の学者の石井望先生は「中国のいくつもの言語が理解できる」と仰っていたが、それは中国語文学専門家としての教養と言えるだろう。石井先生はどの国の言葉にも(ドイツ語も専門ではないのに自分で訳し学術関係の文を書かれるのには驚いた)自在だ。
しかし中国の一般の人はそうはいかない。旅行ガイドも他の地方の言葉はよくわからないので、地方にそれぞれの通訳がいるので替わると言った。
作家の陳舜臣さんのお父様はシルクロードの言葉も含めて10言語以上が堪能だったということだった。

商売にその地方の言語は欠かせないので必死に覚えた、ということだった。

私が中国に行ったころは「三国志」や「李白や杜甫の漢詩」に憧れ、悠久の「長江クルーズ」をしていて、両岸の家に電燈がついていない、多分ここには家が建っていないのだろう、と思っていると、ガイドが「実はギッシリ家が並んでいるのですよ。しかし貧しくて夜に電燈を消さないと大変高くつくのです」という。

私は北京のホテルのロビーで「三国演義」「水滸伝」などのテーマ曲をグランドピアノで弾いた。
中国ではこれらの番組がトップで大変な視聴率だったという。しかしほとんどの人は「知らない」と言った。
北京音楽院の学生も知らない、と言う。
まだまだあの頃はテレビは一般の多くの人にとって贅沢品だったのだ。
武漢の高級絨毯の店もクーラーがなかった。あまりにも暑い武漢は歩いている人がパタッと倒れるという。
武漢の書店で若き日の「王凱」が働いていたという。惜しいことをした・・・。

「桂林」に行くとき、車窓から見たのは日焼けした男性が群れになってアンダーシャツ姿で「どんぶり」を持って立って食事をしてこちらを興味深そうに眺めている人たちがズラッといた。
「失礼だから見ないようにしましょう」と私たちは「ジロジロ見ない」という日本人らしいマナーを守って視線をそらしていた。

生の魚を売ってる店は魚の下に氷はなかった。これでは魚が傷んでしまう、しかも観光客に「この魚、美味しいよ」と言って売るのだから・・・どうやって持って帰り調理するというのだ。まさかホテルの部屋で魚を焼けない、そしてもはや安全な状態ではない。川魚と小エビも売っていた。

私が行った「長江クルーズ」を今は国会議員で次の東京都知事に立候補という「蓮舫」さんが、まだタレントで、お笑いの芸人や中華料理を研究する料理家の「小林カツ代」さんが「長江クルーズの大型客船の三国号に乗り込んでいて、中国の料理人の包丁を「命より大事な包丁なんですね」と蓮舫さんがその包丁を褒めると、小林カツ代さんが「命より大事な包丁ってあるもんですか!」と怒っていたのを覚えている。

墨絵の世界を堪能できる長江三峡クルーズ | コンドコ長江三峽的山水之景 - 國家地理雜誌中文網
長江クルーズ「三国号」         船中に二泊した。

話はもとに戻るが・・・日中韓の会談の時に、岸田首相は中国の李強首相に、あの下劣な駐日中国大使の暴言について、シッカリと抗議するべきだと思う。李強首相がそれを聴いて謝ることはできなくても、心ある(常識のある)中国の方々は本当に恥ずかしいと思い、それを許す習近平とその駐日大使の常軌を逸した狂気の暴言を恥じるであろう。
「言うべき時には言う」それを繰り返さねばならない。
日本国民を「火の中に」という大暴言はヤクザでも真っ青になるほどひどい。
人間として決定的にダメだ。たとえ一般の中国人はすぐに反応できない状態にあったとしても「良いことだ」とは絶対に思わない。それと拉致監禁投獄されていると思われる日本人を即時帰国させること、これもハッキリ言うべきだ。
壊れた録音機のような決まりきった中国国策?の返事であっても、何度も何度も言うべきなのだ。
(ブログ主)



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王凱 - 一次就好(Live)



《琅琊榜》王凱新戲首搭譚松韻上演航空師徒戀 他當主角卻引爆女方粉絲不滿開嗆 -- 上報 / 流行
写真は名優王凱と楽しい女優タン・ソンユン

想擁你入我懷抱
上一秒紅著臉在爭吵
下一秒轉身就能和好

不怕你哭 不怕你叫
因為你是我的驕傲
一雙眼睛追著你亂跑
一顆心早已經準備好

一次就好
我帶你去看天荒地老
在陽光燦爛的日子裡開懷大笑
在自由自在的空氣裡吵吵鬧鬧
你可知道 我唯一的想要

世界還小 我陪你去到天涯海角
在沒有煩惱的角落裡停止尋找
在無憂無慮的時光裡慢慢變老

你可知道 
我全部的心跳  隨你跳

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