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森友問題の音声データ公開 財務省担当者が「特例」発言 日刊ゲンダイ ほか

2017-04-26 20:58:12 | 森友・加計・桜
森友問題の音声データ公開 財務省担当者が「特例」発言 日刊ゲンダイ  2017年4月26日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204371

 森友学園をめぐる国有地払い下げ問題で、籠池泰典前理事長夫妻と面会した財務省担当者が「特例」と繰り返し発言していたことが分かった。ノンフィクション作家の菅野完氏が公開した音声記録で明らかになった。

 籠池氏は2016年3月11日(9311でしたか)、賃貸契約を結んだ国有地で地中から新たなゴミが出たと近畿財務局に報告。同15日に財務省の田村嘉啓国有財産審理室長と面会した。田村氏は定期借地契約に関し安倍昭恵首相夫人付の政府職員が15年に財務省に照会した際の担当者。

 面会で田村氏は、「貸し付けが特例だった」などと配慮をにじませ、ゴミについて「重大な問題と認識」「明日、近畿財務局の方からおうかがいをして、土壌処理をどう進めるか話し合いましょう」などと発言していた。

 この面会について25日の衆院財務金融委員会で問われた佐川宣寿理財局長は、「(田村氏は)現場で適切に対応するということで答えた」と釈明したが、ツギハギ答弁はもはや限界だ。


https://twitter.com/some_haru/status/856385168017207296

花牟礼紀仁@サンデー毎日‏ @some_haru 10:51 PM - 23 Apr 2017

「森友学園疑惑 重大新証言 やはり8億円値引きに根拠なし!」

 業者の証言により、値引きの根拠の「新たなごみ」は「元からあったごみ」ではないか、という疑いが強まりました。
 政府答弁もほころびが目立ちます。


25日発売 #サンデー毎日 5月7-14日号の拙稿です




森友問題で“面談音声”入手、財務省側が「特例」発言 TBS系(JNN) 4/26(水) 12:44配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170426-00000060-jnn-pol

 森友学園への国有地払い下げ問題で、JNNは籠池前理事長が去年3月、財務省と面談したとされる音声データを入手しました。このなかで財務省側は今回の土地取引について、「特例」と発言していました。


 「タムラでございます」
 「籠池でございます」

 これは去年3月、森友学園の籠池泰典前理事長らが財務省と面談したとされる際の音声データです。タムラと名乗っているのは、安倍昭恵夫人付きの谷氏が問い合わせをした財務省の田村国有財産審理室長とみられます。この日、籠池氏らは定期借地した小学校の用地から新たなごみが出てきたため年間2700万円の借地料を交渉するため、財務省を訪れていたとみられます。

 「(借地料を)払うにしてもね」(籠池氏)
 「いずれにしましても我々国としましても昨日現地で確認させていただいた、やはり国として国費、税金から国費をお支払いするということに関しては」(タムラ氏)
 「あんたの財布の中身まで知らんでしょ」(籠池諄子氏)
 「当然、根拠が必要となりますので、これから検討していかないと」(タムラ氏)

 値引きには根拠が必要とする一方、売却予定の国有地を定期借地にしたことを特例と言っているようです。

 「特例にしてですね」(タムラ氏)

 結局、3か月後の去年6月、土地は鑑定額から8億円値引きした1億3000万円で森友学園に売却されました。(26日11:39)

最終更新:4/26(水) 19:08


籠池夫妻と財務省関係者の面談の音声データで分かったこと 小笠原誠治 2017年04月26日
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51716807.html

 2016年3月15日、籠池夫妻が財務省理財局の国有財産審理室長と面談した際の音声データが明らかになりました。

 その一部を書き起こしましたので、先ずご覧になって下さい。

「田村でございます」

「籠池です」

「今日は、わざわざ…」

「お邪魔せないかんなあと前から思っていた…国の土地の問題で話をしていかなあかんことがありましたもんですからね。もうその足で跳びこんできました。どういう内容かご存知ですかね」

「あの、報告は受けております」

昭恵夫人の方からも確かここに聞いてもらったこともあると思いますけど…何か変なことが起こっているなと認識していた。棟上げ式に首相夫人が来て餅をまくことになっているから、だから余計に僕はびっくりしているんです。これ、棟上げ式ずれるんとちゃんかな、と。やっぱりね、そんなバカなことをようやるな、と。」

(中略)

今回はやっぱりね、これはあの、あの方自身が愚弄されていると思ったから、これはアカンと。こんなことしてたら大変なことになるな、と。だから、僕は自分のために来たんじゃない」

「状況の報告は受けていますので…どういう状況になっているかということは、一応承知しています」

「どうも我々が俗な言葉でいうと、舐められているような形をしているなと、ずっと前から感じていましてね」

(中略)

「現地で山のように土地が埋もれている。全体、全体…そこにビニール、革靴、長靴…うおーとあるわけですよ」

「表面に出てきている、と」

「今回お邪魔した主たる目的というのは何かというと…財務省の近畿財務局の方が、ガラとか有害物質が入っている土をもう、そのまま埋め戻して欲しいと、運ばないで場内に埋め戻して欲しいなんていくようなことが発生した。それはどなたからの指示、或いは誘導したのかというと、ここにも打ち合わせ記録がありますけれども…」

(中略)

 「下から、1、2、3、4、5、6、7、8、財務局…」

 「それをしないと契約はできないぞという脅し文句を言っているんですよ」(籠池諄子)

 「産廃・産廃土の処分が通常の10倍では到底予算がつかないが、借主との紛争を避けたいので場内処分の方向で協力をする、とあるんですよ。場内処分ですよ。当然、業者も、そして設計士の方もですね、ああそれが国の希望なのかということで、従っていくでしょう?こんなバカなことが認められますか?悪い土地を、土をもう一度、建物の中に埋め戻してしまえと言っている訳ですよ。こんなんで小学生のですね、安心、安全な教育ができますか?できないじゃないですか、こんなことやっていて」

「残骸写真、ひどいでしょう?長靴とかバレーシューズとか瀬戸物、ガラス、あれをね、分からず埋めたらええやん…なんで借料払わなあかんのですか?なんでですか?230万円近くを毎月払わなあかんのですか?」(籠池諄子)

「じゃ、僕とこが中学校を建てる計画が将来的にあるから、それを8階建ての建物にするつもりなんですよ。中学校を建てたときにはそれを全部どけないと、我々の学園にとっては命取りになります。それどころかお国にとってもやっぱり大きな問題になってくるんじゃないかと思う」

「国の損害賠償を起こすから…起こさなしゃあないやん…どうぞとあんたらは言うでしょ、だって、自分の責任じゃないもん。何とか周りがなんかするわなって」(籠池諄子)

「国有地の…全国にありますけど…管理処分っていうのは、基本的には全部財務局の権限でやっているんですね。ただ、特例的なものは我々のところにも相談が来ますので、こういう事実を踏まえてどうしたらいいのか、これはちゃんと検討しますので…」

・・


【森友疑獄事件】2015年9月4日 すでに1.3億円売却は内定していたのではないか 反戦な家づくり 2017-04-26(Wed)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1636.html

森友事件が新展開を迎えている。

2016年3月15日に籠池夫妻が財務省理財局の田村室長に面談したときの音声データが暴露された。
おそらくは、籠池氏から菅野完氏に託された段ボール4箱の中の一部なのだろう。

生々しい「あのお方」の連発に、やっぱり安倍昭恵の印籠なんだな、との印象は深まった。
しかし、私が注目したのは、このときの面談で資料として使われたらしい、前年(2015年)9月4日の近畿財務局での打ち合わせ記録のほうだ
近畿財務局、大阪航空局、中道組(産廃処分の施工)、キアラ設計 の実務者会議である。

この記録は3月はじめの段階で産経新聞が報道し、財務局が「産廃の埋め戻し」」を指示した、ということで問題視されていた。
今回、またまた舞台に登場してきたので、この打ち合わせ記録の全文を確認してみたところ、非常に不審な点を発見した。

全文については、こちらのサイトが書き起こしをしてくれているので、引用させていただいた。主旨は当ブログとは反対のようだが、このような原資料を残してくれていることには感謝したい。

→ 森友学園問題:「業者側の記録」文字起こし
http://barelo.hatenablog.com/entry/2017/03/31/154731

以下は引用であるが、途中で※として私のコメントを挟む

中道組:先日現場立ち合いにてご確認頂きました汚染土に含まれている産廃と地中埋設物除去範囲に含まれている産廃処分につきまして予算計上可能か否か今後の施工計画について打合せする必要があるのでお時間頂戴いたしました。

財務局:土壌改良及び地中埋設物除去範囲の産廃量及び金額を教えていただけないでしょうか。

中道組:汚染土に含まれる産廃は既に処分しましたが701.5tで約400万円となり、地中埋設物除去範囲に含まれる産廃は北東部のみの900tで仕分処分費が高く@¥38,500/tとなり約4000万円になり、北西部にも産廃含有が見込まれておりますのですべて撤去となると膨大な金額となる為、工事を進めてよいものか判断いただきたい。

財務局:まず、汚染土の産廃仕分け処分費(@4,800円/t)と地中埋設物除去範囲の仕分け産廃処分費(@38,500円/t)の違いについて説明願います。

中道組:汚染土処分業者と産廃処分業者との単価違いの為、安価な業者があれば推薦願いたい。

 ※仕分処分費@¥38,500/tというのはベラボウな金額ではない。北東部というのはおそらく敷地全体の1/5くらいなので、このままやると2億円くらいになり、契約金額の1.3億円を大幅に超えてしまう、というのが中道組の言いたいことだろうと思われる。

財務局:業者が違うから単価が違うでは上層部への説明がつかないのと北東部分だけの産廃だけで約4000万円もかけ、北西部他地域の予測される産廃処分を併せて考慮するとそもそも地価を上回る瑕疵が発生する国有地を貸し出しすることは出来ないので契約取止めになる。

 ※ここが最大の問題。この時点では地価は9億円。北東部で4千万なのに、なんで全体で地価を上回るのか? おかしい。この段階ですでに1.3億円相当で売却するというシナリオがあったのではないか。

キアラ:産廃処分費に予算がつかないのであれば、基本的に建築工事に支障はないので場外に出さない方法を考えるしかないと思われる。

財務局:出来ればキアラ設計に場外処分を極力減らす計画を考えてもらえないか。

キアラ:建築工事で掘削深度は1.5mから2mぐらいであるので深い部分にある産廃は影響ないが出土した産廃を場内処分する方法も考えるが森友学園への説明方法も難しい。

 ※建築工事上、(この段階で処分工事をしている)深さ3mまでで十分だという意味。その深さ3mまでから出てくる産廃についても、敷地内のどっかに埋める方法を考えます、とキアラ設計は言っている。

財務局:建築に支障ある産廃及び汚染土は瑕疵にあたる為、費用負担義務が生じるがそれ以外の産廃残土処分が通常の10倍では到底予算がつかないが借主との紛争も避けたいので場内処分の方向で協力お願い致します。

 ※通常の10倍ではなく、@4,800円/tのほうが異常に安い。たぶん汚染土処分費に基本料金は含まれていて、若干の追加だったのだろう。実際、半年後に大阪航空局が8.2億円の処分費を算定したときには@38,500円/tよりさらに高い単価で計算している。

キアラ:小学校の開校も延びたので設計段階で可能な限りの場内処分計画を検討します。

中道組:9/10から東側から埋設物撤去作業にはいるので契約通り3mの掘削実施し、ガラ振い分けを行い残土は埋め戻させて頂きます。

 ※結局産廃の処分方法は決まっておらず、振り分けをして仮置きします、という意味だろう。

財務局:来週の月か火曜日に現地確認させて頂きます。工事を進めていく上で問題があれば相談には随時対応いたしますが、2期工事の見積資料も頂戴したいのでよろしくお願いします。

中道組:これから2期工事の見積書も作成しますので森友学園様からの了解も頂いた上で提出させて頂きますが以前保留となっていました、樹木、アスファルト撤去費用と処分費については補助対象の結果は出ましたか。

財務局:撤去費用は補助対象としますが処分費は補助対象外となりました。

キアラ:我々の立場で申し上げることではないので2期工事分と汚染度産廃処分費、既設管モルタル注入費は追加工事として契約計上し、場内処分方法も検討します。

財務局:よろしくお願いします。

 ※この打ち合わせでは処分方法も金額も確定していない。同様の打ち合わせが後日行われているはず。 

(引用以上)

やはり最大の問題は、なんで「地価を上回るのか?」ということだ。・・


・・9月4日の会議から 年末の第1次ゴミ処理完了までの間になにがあったか。

例の谷査恵子FAXである

10月某日 籠池氏から安倍昭恵に留守電
10月26日 籠池氏から谷査恵子へ手紙
https://akie-leaks.com/2017/03/31/theletter/
11月17日 谷査恵子からFAX
https://thepage.jp/detail/20170323-00000011-wordleaf

この内容からは、もし9月に1.3億円売却が内定していたとすると、話が食い違うことになる。
籠池氏は、買い取り価格が「べらぼうに高い」と言っているからだ。

ただ、冷静に考えてみると、こんなノートに殴り書きした手紙で、土地の値段を値切れると 考えるだろうか。
籠池氏もぶっ飛んだ人間みたいだが、長年幼稚園と保育園の経営はしてきている人だ。常識がないわけではない。

これはむしろ、決まりかけていた話に、本庁から横やりが入ったことにたいする、抗議なのではないか。「ふりまわされています」という表現にそれがにじみ出している。
近畿財務局レベルでは内定していた話に、本庁が口を出した。それに対して、安倍昭恵という印籠で逆襲しよう、というのがあの手紙であり、FAXだったのではないか。

そして、この昭恵印籠パワーが財務官僚の頭脳をフル回転させ、どうやったら8.2億値引きして1.3億にすることを、財務省本庁としても認めることができるのか、というシナリオをひねり出させたのだろう。

9月4日の近畿財務局が口走った、「土地値を上回る」を信じるならば、たぶんそういう話になる。

そして、近畿財務局が先行していたとすると、やはりこの事件は、おおさか維新がメインキャラだったということになる。



さて、年が明けて2016年の初めから杭打ち工事が始まった。杭打ちは敷地の北側なので、3mまでは産廃撤去した部分だ。
そして、3月11日に「新たな産廃」が見つかった、と森友から近畿財務局に連絡が行く。

そして、その直後に籠池氏は財務省本庁の理財局田村室長に直通電話をかけてアポイントを取り、3月15日に面談している。
その時の内容が、あの音声データである。

森友問題で新証拠の「音声データ」が! 籠池氏と財務省の面談の内容が明らかに!「昭恵夫人のほうからも…」との言葉も 2017.4.26 リテラ
http://lite-ra.com/2017/04/post-3109.html

この件については、たくさんの記事が出ているのでそちらを読んでいただきたい。

私は、前年9月からの流れを追う。

3月11日 新たなゴミ 報告
3月15日 財務省本庁で交渉
3月24日 買い取りを申し出
4月 6日 (第1次処分費)1.3億円支払い
4月14日 (第2次処分費)8.2億円の見積

いくら神風でも早すぎる。
これ以前から、用意周到に準備していなければ、こんなスピードで処理することは、実務上できない。

2015年11月の谷査恵子FAXから、2016年3月11日までの間に、どうやって1.3億に値引きするか、そのシナリオはできあがっていたと考えられる。

上の時系列に不自然なことを書き込んでいこう

3月11日 新たなゴミ 報告
※1月から工事をしているのだから、もしゴミがあればもっと早くに報告するはず。実際、前年9月4日には施工前に会議をしている。これは「値引きショー」の開始ボタンを押しただけである。

3月15日 財務省本庁で交渉
※お膳立てができていたから直通電話がかけられた。「新たなゴミを理由にして値引きする」という内定路線に従った行動。本庁でくすぶっている異論を昭恵ボンバーで吹き飛ばした。あとでハシゴはずされないために、籠池氏は録音したのだろう。

3月24日 買い取りを申し出
※金のない籠池氏が、1.3億と知らずに買い取りを言うわけがない。

4月 6日 (第1次処分費)1.3億円支払い
※予算執行から6日で支払い。買い取り資金の準備OK。

4月14日 (第2次処分費)8.2億円の見積
※やったことのない見積を何て素早く仕上げるんだ!感動するわ。稟議まわす時間だってバカにならないのに。



神風は3回吹いている

1回目は、2011年に学校建設の計画を始めてから2014年8月に申請を出すまで。

豊中市や大阪音大の希望をはねのけ、私学設置基準を緩和し、なんとか森友の小学校をあの土地に作らせるために、おおさか維新、大阪府、近畿財務局、大阪航空局が頑張った。

2回目は 2014年8月の申請から2015年はじめの私学審議会と国有財産審議会で認可されるまで。

すでに既定路線として、大阪府も近畿財務局も、できる限りの便宜を図った。安倍晋三のネームバリューも活用された。

3回目は 2015年11月の谷査恵子FAXから2016年4月の8.2億円値引き決定まで。

安倍昭恵を印籠として財務省本庁を巻き込んで、最後の仕上げを図った。

そして、8.2億円の値引きは、少なくとも第2段階では決まっていたし、たぶん第1段階でもその方針は決まっていたのだろうと思われる。

なぜなら、2010年のはじめには(第1次)ゴミ処理費1.3億円の根拠となる調査報告が すでにできあがっていたからだ。日本会議とその意向をうけたおおさか維新が、籠池氏とともに「教育勅語の小学校を作ろう!」と思い立ったとき、すぐにこの土地に目をつけて、ゴミ処理費で土地代をチャラにするスキーム を思い描いたことは想像に難くない。

と、想像はともかくとして、とにかく、8.2億円値引きは、これまで言われてきたような2016年3月に決まったことではなく、もっとずっと前から内定していた、すくなくとも2015年9月4日には公然の秘密だったことは間違いなさそうだ。


徹底検証不可欠アベ友事案2015年9月3-5日動静 植草一秀 2017年2月26日 (日)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/201593-5-f5a8.html


公務員の「不正」を「忖度」にすり替えるな 植草一秀 2017年4月22日 (土)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-0a94.html

・・仮にこの国有地払い下げが「不正廉売」であるなら、その「不正」を行った人物の責任を問わなければならない。

これが問題の本質である。

財務省は必死に、国有地払い下げが「不正廉売」ではなかったと主張しているが、その主張が妥当なものであるのかどうかを、客観的に判定しなければならない。

現在までに明らかになっている各種情報を踏まえれば、当該国有地売却は

「クロ」

である。

地下埋設物除去費用としての8億円値引きに合理的な根拠がない。

この判定が正しいなら、この取引事案は、

「財政法違反事案」の「不正廉売事案」

ということになる。

「不正廉売」の責任者の責任を問う必要がある。

そして、この場合、安倍首相および安倍首相夫人が、土地売却問題に「関与」していたなら、安倍首相は首相辞任と議員辞職を実行しなければならない。

その理由は、そうすることを安倍首相自身が国会答弁で明言していることにある。

「忖度」が問題なのではなく、「財政法違反」が問題なのだ。

国会は、この点を明らかにするべきだ。・・


森友事案での安倍首相辞任が秒読み段階に 植草一秀 2017年4月28日 (金)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-75f4.html


https://twitter.com/noiehoie/status/857365190358192128


北朝鮮危機でゴマカシは効かない 森友疑獄に新事実続々 日刊ゲンダイ 2017年4月27日 
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204409


【アベ友疑獄】 コワモテの声で 「今日中に昭恵夫人の顔写真外せ」  2017年4月28日 18:47
http://tanakaryusaku.jp/2017/04/00015733

籠池前理事長の話は驚くほど具体的で生々しく、かつ詳細だった。作り話でこうはいかない。=28日、衆院会館 撮影:筆者=

 民進党がきょう、国会内で森友学園の籠池泰典・前理事長からヒアリングした。

 安倍首相が何十回も辞めなければならないほどの衝撃的な証言が、前理事長の口からポンポンと飛び出した。

 昭恵夫人なくして「安倍晋三記念小学校」の建設はなかったことが、改めて明らかになったのである。

 冒頭、籠池前理事長はこう口火を切った。「建設構想は平成24年10月。まず真っ先に相談したのは安倍昭恵先生でした」。

 「平成26年(2015年)3月、東京のホテルオークラで昭恵夫人と会った。小学校プロジェクトのことを話すと、主人に伝えます。何かすることはありますか?と聞かれた」。


 昭恵夫人は「安倍晋三記念小学校」を作りたいという籠池理事長の構想に初めから関わっていただけでなく、自ら尽力を買ってでていたのである。
  
 関与ではなく、これはもう主催者と言っていいのではないか。昭恵夫人はこの後、塚本幼稚園を訪問し、小学校の名誉校長に就任する。

 籠池理事長はこの間、「10日に1回ほどの頻度で近畿財務局に出向いて交渉したが、その都度昭恵夫人に報告した」と証言した。

 前理事長が直接電話で話したのは20回くらいだが、籠池氏の妻と昭恵夫人とは一回で1~2時間の長電話がしばしば行われていた模様だ。

瑞穂の國記念小學院。「瑞穂の國」の下に「安倍晋三」の文字が入るはずだった、との説がある。=2月、豊中市 撮影:筆者=

 民進党議員から「昭恵夫人の果たした役割はコンサルタント的なものか?」と質問が飛んだ。

 籠池理事長は「どのような状態になっているかご説明申し上げ、いろいろ対応して頂いた」。

 「すぐ連絡取って頂くことができた。聞き置いて、無視することはなかった」と昭恵夫人の“真摯な”対応ぶりを評価した。

 籠池理事長にとって、昭恵夫人はコンサルタントと言うよりは、むしろ庇護者のような役割だったのではないだろうか。

 そんな森友学園と昭恵夫人の蜜月も、今年2月9日で終わる。地元豊中市議会議員の提訴を受けて、マスコミ報道が始まったのだ。

 森友学園のHPにデカデカと掲げられた「名誉校長・安倍昭恵内閣総理大臣夫人」。その名前は籠池理事長が財務省の要請で身を潜めている間に削除させられた。

 「昭恵隠し」はこれだけではなかった。籠池前理事長が明かす。

 「身を隠していた(2月)23日の昼過ぎ、コワモテの声で“今日中に顔写真外せ”と電話があった。議員会館にある事務所から送信されたFAXが届いていた」。

 籠池前理事長の意に沿わない形で、昭恵夫人の名誉校長辞任が行われたのである。

 「夫人ご自身、辞任を御存知なかった。事務所か事務所の上のほう(安倍首相?)からの対応だったと認識している」。

   ~つづく~

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