ラボバンク、「聖書のような」食料価格の高騰が間もなくやってくると発表

Rabobank says “biblical” surge in food prices soon to come
ラボバンク、「聖書のような」食料価格の高騰が間もなくやってくると発表　Friday, March 26, 2021 by: Ethan Huff
https://www.naturalnews.com/2021-03-26-rabobank-biblical-surge-food-prices-soon-come.html

（ナチュラルニュース）米国農務省は、最大の作付け面積と健全な収穫量を見込んだ上で、米国は現在の食糧ストックを維持できるとしています。しかし、ラボバンクのライターであるマイケル・エブリ[Michael Every]とマイケル・マグドビッツ[Michael Magdovitz]はこれに同意せず、「聖書的」な規模の危機が到来する可能性があると警告しています。

エブリとマグドビッツは、聖書の創世記41章17〜21節にあるヨセフとファラオの物語になぞらえて、食料や飼料の価格が過去9ヵ月間、前月比で上昇し、7年ぶりの高値を記録しているといいます。旧約聖書の物語では、7年間の豊かさの後に7年間の飢饉があったが、アメリカは間もなく後者に直面するかもしれません。

エブリとマグドビッツの説明によると、商品市場は、目先の供給不足を示すバックワーデーションと呼ばれる状態に強く移行しています。この状況は、収穫物の補充によって緩和されるはずですが、そう単純ではないことを示唆するいくつかの要因があるといいます。

一つは、米国の西部を中心とした多くの地域が、現在、異常な干ばつ状態に直面していることです。このため、現在の食糧や飼料の不足を補うために必要な収穫量を確保することが困難になっています。もうひとつの問題は、そもそもこのようなシナリオを想定せず、それに備えていなかった我が国の姿勢です。

エブリとマグドビッツは、「今日の価格高騰は、誰もが豊かな時代に備蓄するだけの先見の明、不屈の精神、経済力を持っていなかったことを示しているが、それ以外にも多くの要因がある」と警告しています。

その要因としては、輸出国の供給量が7年ぶりに減少したこと、中国の輸入量が大幅に増加したこと、天候不順、食品保護主義の広がり、物流コストの増加、投機家による商品先物の保有量の増加などが挙げられます。

「そして、投機家による商品先物の保有が増加していることも挙げられる」と彼らは付け加えています。

「多くの製品が不足しており、限られた耕作地をめぐる競争は、潜在的な供給力を制限している。例えば、米国では夏場の作付けを5％程度しか増やすことができず、それ以上の生産は収量の向上から行う必要がある。」


食費高騰とインフレの原因はウォール街にある

また、ウォール街の投機家たちは、インフレの原因となる主要商品の先物を保有しており、事態を難しくしています。さらに、2008年の破綻と救済の大失敗以来、市場は極端な金融政策に慣れてしまいましたが、このような政策は我が国をハイパーインフレの瀬戸際に追いやっています。

エブリとマグドビッツは、「規模の大きさもさることながら、これが中央銀行の行動によって起きていることが重要である」と説明しています。「ヨセフがファラオに次ぐ存在であったように、中央銀行は政府に次ぐ存在である。しかし、ヨセフが行ったような食糧サイクルの円滑化には貢献していない。」

過去2回の夏、アメリカの夏の農作物の収穫量は、控えめに言っても精彩を欠いていました。そして、3年連続で夏の作物が不作になる可能性があると思われます。そうなると、すでに不足している供給や高騰している市場環境に壊滅的な打撃を与えることになります。

エブリとマグドビッツは、「昨年の平均的な収量が、トウモロコシや大豆でも繰り返されたとしても、供給量は、価格が現在よりも35％高かった2012年のレベルを下回るだろう」と推測しています。「他の条件が同じであれば、生産量が3〜4％減少しただけでも、大豆とトウモロコシの価格は3分の1上昇するだろう。」

「平時であれば、代替となる穀物や油糧種子の輸出余剰は、米国の供給ショックの打撃を和らげるのに役立つかもしれないが、これらも考慮に入れると、輸出国の累積使用在庫は依然として2012年のレベルに近いものとなる」と述べています。

それで、これは何を意味するのでしょうか？つまり、私たちは間もなく食料不足に直面し、食料が手に入るとしても、より高価になる可能性があるということです。あなたは、ゲームが始まるときのために、食料を蓄え、準備していますか？

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Sources for this article include:

ZeroHedge.com

NaturalNews.com