教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ニコニコ広告の新しい使いかた

2010-05-02 00:00:24 | オタネタ全般
ニコニコ広告とは何か。



> ニコニ広告とは、ニコニコポイント(Q. ニコニ広告に必要な「ニコニコポイント」とは何ですか?)を使ってニコニコ動画(SMILE VIDEO)にアップロードされている動画を宣伝するサービスです。
> あなたのお気に入りの動画を目立たせて、たくさんの人に見てもらうことができます。
http://uad.nicovideo.jp/help/help2.html


と公式にはある。
ようするに、カネを払って特定の動画を目立たせることである。

わたしはなぜこんなサービスが利用されるのか理解できなかった。

まあ、自己満足のために、アクセス数をかせぐために、自分の動画にカネ払って目立たせることはあり得るかもしれない。
しかし、いくらなんでもそんなのは主流派ではなかろう。
人の動画にカネ払って目立たせてあげたい動機が何かあるはずだ。
でも、それが何なのかまではよくわからない。



しかし!

最近になってそれを少し理解した。
自分の投稿した動画を、見ず知らずの方に宣伝していただいたときのことである。

いくら2次創作とはいえ、
いくら自分の懐には1銭も入らないとはいえ、
自分の作ったモノに値段がついたのは、というか、これにカネ払ってもいいと思ってくれる人がいたというのは、とてもうれしいと感じた。

しかしだね・・・。
そうやって見ず知らずの方にカネを使わせてしまうと、他にも思うことも出てきた。

自分も身銭を切り、知られざる優れた動画を広告してやる社会的責務があるかのようにも思えてくるのだ。
自分だけ広告されっぱなしでは、社会へなにも還元していないで止めているような後ろめたさを感じるのだ。

ニコ厨におけるノブレスオブリージュ(高貴なる者の義務)ってヤツかな?



そうやって広告を注意深く観察してみるとわかったこともある。

ニコニコ広告は単にノブレスオブリージュだけで成り立っているわけではない。
実は他にも使いようはある。



プラモデル屋が
「○○のプラモ作りました!」
みたいに広告しているパターンもあった。(※1)

あまりにもマニアックすぎるネタで、思わず欲しくなってしまった。
たかが100円でも広告した価値はあったというものだ。

それに、わざわざそのプラモデルの元となった動画を見ているくらいなのだから、視聴者のかなりの割合でそのプラモに関心が高い人がそこにいるに違いあるまい。

考えてみれば妙なものだ。

その動画を見た人なんて、ひょっとしたら1万人もいないかもしれない。
TVのCMに比べれば、大衆へのアピールは数ケタ違いに小さいのは間違いない。

しかし!

TVのCMのような不特定多数に広告を出すものに比べれば、お客を捕まえるための効率はメチャクチャ高いかもしれないわけだ。



まだある。

太古の昔から国家の技術レベルというものが国家の進退を左右するものであることは自明である。

古代において世界最強クラスだったエジプト。
しかもそのエジプトが最も繁栄していたラムセス二世の時代。
そのラムセス二世と互角以上に渡り合ったヤツらがいる。
ヒッタイトである。

なぜヒッタイトは強かったか?

それは、世界で唯一、製鉄技術を開発したからだ。
製鉄技術がなかったら、ヒッタイトはさっさと滅びる運命にあったのだ。
技術は国家の存亡を左右するのは太古の時代からあたりまえのことなのだ。

しかし!
そういう事を1ミリも理解していない世紀の大バカも稀にいるのだ!

そしてその大バカっぷりを仕分けで遺憾なく発露して有名になった某国会議員。
ついでにいうと、その大バカっぷりを801板でネタにされたことでも有名な某国会議員(※2)。

ようするに、科学技術に無理解なバカタレの代表格として有名な人物だ。
でも、とある科学技術系の動画でヤツの広告クレジットを見かけたことがある。

ご時世がら、
「○○はこれを仕分けしろって言うんだろwww」
などと否定的なコメントがついているようなたぐいの動画である。

ちなみにクレジットはいちおう実名だった。
とはいっても本人なのかどうかまでは検証するすべはない。

これは何がしたいのだろうか。

こうやってニコニコで広告することで、
「私はちゃんと科学技術に理解ある人物なのよ、オホホホ!」
などとでも言いたいのだろうか。

昔からやっているならまだしもだね・・・。
このご時世になって突然やりはじめたのでは、それこそタダの売名行為でしかない。
褒められるものでも何でもない。

大変残念なことに、今年もまたこいつが仕分けをやっている。
その同じ仕分けメンバーが
「もし仮に、明日光よりももっと速い、光を使わなくても速くて、熱効率も良くてですね、そうしたものがどっかからポンと出て来た時に、これは続けられるんですか?」(※3)
などとも言っている。
こんなヤツらが国会議員をやっているなんて、有権者として恥ずかしいと思うくらい酷い話である。

ヤツらにならって例えて言うなら、
「もし仮に、明日国会議員よりももっと賢い、間接民主制よりもっと優れていて、民意を反映していてですね、そうしたものがどっかからポンと出て来た時に、血税から支払っているあなたたちの給料はムダではないのですか?」
と言われるのと同じなことに気付いてほしいものだ。

左翼っぽいからあんまりこういう事は言いたくないのだがね・・・
我々の血税で雇っていることに憤慨したくなるというのは、こういうヤツらのことを言うんだよ。



でも、こういうニコニコ広告の使い方を発見したのはヤツの功績かもしれないな。



【※1 プラモ】

1/32 惑星探査機 はやぶさ
http://www.aoshima-bk.co.jp/scripts/shouhin/shohin-shosai.aspx?cl_id=3&ot_id=22&si_id=572&code_a=04902



【※2 某国会議員】

蓮舫「この801本というものは必要ですか?」
http://mogeonna.seesaa.net/article/146826371.html



【※3 「光よりももっと速い(以下略)」】

光より速い通信技術の登場?
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2010/4/28/1

メタセコイアに手を出してみた

2010-05-01 00:10:32 | 描いてみた(他)




メタセコイアという3Dのお絵かきソフトに手を出してみた。
思ったよりカンタンに3Dのお絵かきってできるもんなんだね。

3Dのお絵かきソフトでもShadeとか有名どころは名前くらいは知ってはいた。
とはいうものの、わざわざ金出して買ってすぐ飽きたらどうすんだって思っていたので、今まで手を出さなかったわけだ。

ところが、メタセコイアはフリー版で十分遊べるというじゃあないですか!
ちょっと遊んでみるにはちょうどいいので試しに入れてみることにした。



実のところ、3Dは初めてではない。
3Dのお絵かきというのは実はやったことがある。
というか、仕事でしょっちゅうやっている。

電磁界解析とか、熱流体解析とか、そっち系の解析元の構造を3DのCADでよく描いているのだ。
しかし、そういうのとは全く描き方が違うし、描きたいものも全く違う。

そういう工業的なものってぇのは、製造しやすい事、つまり製造コストが安い事が最優先で製造プロセスが作られる。
だから円柱や直方体なんかの幾何学的にカンタンな形のものを組み立てていけば描けてしまうようなケースがかなり多い。

そもそも電磁界解析や熱流体解析をするくらいなんだったら、形が細部まで厳密に合っている必要はない。
腕前さえあれば、解析結果に大して影響ないと見切って細かいところをはしょって描くこともできる。
むしろ、十分精度が出せて解析時間も妥当な範囲で収まるような、うまいことはしょったモデルを作る腕前のほうが要求される。
ホンモノとコンパチの絵を描くだけなら誰でもできるというものだ。

まあ、そもそも設計図面をひいたCADからdxfファイルを引っぱってきてコピペで作るというのもよくやるので、そうなったらお絵かきというのもおこがましいほどの単なる単純作業になる。



しかし!
人間が見て楽しむたぐいの3Dのお絵かきはこれとは全く違う。

人体の幾何学的構造は複雑だ。
そもそも人体は円柱や直方体なんかの幾何学的にカンタンな形のものを組み立てていけば描けてしまうような構造ではないため、おいそれとはしょって描くわけにもいかない。
任意曲面で描かなければ話にならん。
そしてその任意曲面は工業的なものを描くためのツール(いわゆる機械CAD)の苦手とするものだ。

メタセコイアならその人体の任意曲面に近いものを描くことができる。

しかし、機械CADとは操作方法が全く違う・・・。

メタセコイアを初めて使ってみてすごく戸惑った。
機械CADで描くような、直交座標系を意識した描きかたができないのにすごく戸惑った。
なんでこうやって描けねえんだって文句言いそうになった。

しかし、これはメタセコイアのやりかたのほうが正しい。
ツールに慣れたらそれがよくわかった。

メタセコイアで描くモデルでは座標が合っていることなんてどーでもいい。
人間の目で見て美しいことだけが判断基準である。
だから直感を頼りに適当に引っぱって伸ばして描くようなメタセコイアのこのスタイルで正しいのだ。



これを千早を描いてみようということで例えてみる。

仮に千早は工業製品なのだと見るならば・・・
機械CADを使って72.00cmに描けなければ設計裕度を満たすかどうかの評価もできなくなるから非常にまずい。

仮に千早は美術品なのだと見るならば・・・
メタセコイアを使って描いたものがパッと見で72cmのAAカップっぽくなっていれば、その貧乳が美しいという条件を満たすだけで全てが許される。

これはそういう違いなのだ。



おかげさまで、ツールの使い方だけはボチボチ何とかなりそうだ。
問題はここからだ。

わたしの最終目標は、アニメ調の人体モデルまるごとを描き、そしてMMDでそれを動かしてみること。
ニコニコに投稿しても恥ずかしくないくらいのものができれば言うことない。

しかし、それはツールの使い方云々ではない。
ツールの使い方よりも人体を描くというデッサン能力のほうが問われる。

まだまだ先は遠い・・・。