教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

オタクはなぜ二次元に走るか

2010-02-28 00:01:28 | オタネタ全般
第77回「オタク恋愛コンサルタントは日本を救えるか」(2010/02/26)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/morinaga.cfm?i=20100223c5000c5

> 大部分のオタクは二次元のアニメキャラクターを相手に積極的に恋をしているのではないと考えている。
> できれば三次元、つまり人間の女性と恋をしたいと思っている。
> 少なくとも最初はそう思っていたはずだ。
> ところが、人間の女性に求愛するには、それなりの技術と経験が必要だ。
> もっとも、女性と付き合うことに失敗して、ひどく傷ついてしまったり、引っ込み思案で女性ときちんと話すことができなかったりする男性は、二次元に走る以外に恋愛欲求を満たす手段がないのだ。



↑このような記事を見つけた。
これははたして正しいのだろうか?

わたしの判断としては、これは3割しか正しくないと考える。

まず、わたしの立ち位置を紹介しておこう。
わたしはアイドルマスターというゲームの千早というヒロインに恋をしている。
主観的判断から言わせてもらえば、それはかなり積極的だ。
第一、いままで恋をした女性は全員が全員とも二次元なのだから。

ということで、わたしはオタク側を代表する人間として意見を述べる。




かつてわたしはコストパフォーマンスの面から二次元の恋愛について分析したことがある。
その件に関しては以下の過去記事を参照いただきたい。

恋のコモディティー化
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090913

そこでの結論としては、二次元と三次元を天秤にかけた結果、二次元のほうがマシだという分析結果になったという話をした。
だから、

> 二次元に走る以外に恋愛欲求を満たす手段がないのだ。

という意見は必ずしも正しくない。




多くの部外者は、我々は三次元の女の子にフラれ続けてしかたがなくこちら側にいると勘違いしている。

これは大きな誤りである。
だったらなぜ三次元の女の子に恋をしたこともない男が二次元の女の子に恋をするのだというのだ!

この問題の本質は、

> 二次元に走る以外に恋愛欲求を満たす手段がない

というところにはない。

この問題は底辺層にありそうなオタクから見た女の子という視点を仮定しているから話がややこしくなる。
おまけに社会全体という視点で見ているから何となくそれっぽく見えてしまう。

だから言い換えてしまおう。
そうすればわかりやすい。

仮にわたしが三次元の女の子に恋をしたとしよう。
で、その女の子にフラれたとしよう。
わたしはなぜフラれたかを分析する。

その結論が、
「世間の女の子は平たく引っ込み思案だからであり、だからわたしのせいではない!」
とかだったらどう思うだろうか。
誰がどう見ても救いようがないヤツなのは明白だろう。

テンプレ的な結論としては
「わたしに魅力が欠けていたのだろう」
というところになるわけで、そういうモノが正解に近いはずなのだ。

視点を元に戻す。

なぜ我々オタクが三次元の女の子に手を出さないのか?

三次元の女の子に対して恋愛欲求が沸かないからだ。

では、なぜ三次元の女の子に対して恋愛欲求が沸かないのか?

簡単なことだ。
二次元の女の子と比べてしまうと、どう見ても明らかに三次元の女の子には魅力がないからだ。
異性として魅力を感じない人に恋愛欲求が沸かないのは当然である。

では、なぜ三次元の女の子には魅力がないのか?

三次元の女の子側の自助努力が足らん。
これに尽きる。

モテないことを、他人のせい、相手方のせい、社会のせい、etc…にするのは救いようが無いほど愚かなことは先に示したとおりなのだ。

とはいえ、二次元の女の子との恋は全てにおいて勝るわけではない。
三次元の女の子のほうが勝る部分もある。
例えば意思疎通の双方向性の問題などがそうだ。
その件の細かいことに関しては以下の過去記事を参照いただきたい。

モニタの中へ行きたい
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100127

にもかかわらず、我々オタクは二次元の女の子としか恋を楽しまない。
それほどまでに三次元の女の子には魅力がないのだ。

それだけハンデがあってなお我々オタクに
「三次元には魅力がない」
と断言させるというのは相当なものではなかろうか。
我々オタク側の自助努力のせいにするのは甚だしく間違っているのだと声を大にして申し上げたい。



かつてはお見合いパーティーや結婚相談所というと、きまって男ばかり集まって女が確保できないという事態になっていた。
人口統計からして男のほうがやや多いのだから、それも当然といえば当然だろう。

しかし今は違う。
女はすぐ集まって男が足りないのが現状だ。

これは何を意味するか。
いろいろ言いたいことはある。
そのなかでも今日の結論である
「女の子の自助努力が足りないことによる魅力不足」
という側面があるのは否定しきれないのではなかろうか。



このわたしの反論に対する反証を用意することは可能である。
わたしが恋をしているゲーム内キャラクターの千早を捨てさせるほど、多くの犠牲を払ってそれでもなお、わたしが恋仲になりたいと願うほどの女を用意すれば良い。
もし仮に用意できれば、わたしが三次元に恋をしてしまえば、そうしたらわたしの負けだ。

しかし今までの人生において未だかつてそんな異性は見たことがない。
やる前から不可能だとは断言しないが、用意することは極めて難易度が高いと忠告しておく。

できるもんならやってみなはれ(笑)。



ついで。
関連物として似たような過去記事を書いたことがあるのでそれも記しておく。

二次元愛好者から見た未婚問題 (上巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091001

二次元愛好者から見た未婚問題 (下巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091002


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2 コメント

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煩悩がなぜないのか (教団「二次元愛」教祖)
2014-12-09 22:16:52
これは、社会通念上だれにもありそうな特定の煩悩がなぜオタクにないのか、という問題といえます。

そういう意味でいえば、ふつうの人にもオタクにも美食に対する煩悩はふつうにあるので、美食に関しては特に議論の余地はなさそうだというふうに解釈しています。
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Unknown (あな)
2014-12-09 15:33:42
この手の話題でいつも疑問に思うのが、なぜオタクが友達を作ったり美味しいものを食べたりするのかということです
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