教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

アニメが原作に勝つために

2014-12-19 22:50:28 | オタネタ全般
四月は君の嘘。
今期はこいつが地味におもしろい。

こいつはピアノの演奏家が主役であり、またメインヒロインもまたバイオリンの演奏家である。
それをふまえてみると、思うことがある。

原作はマンガのようなのだが・・・
いったいどうやってこの演奏の表現をマンガで語るのか?

・・・まあ無理だな。

わたしは原作を読んだこともない。
なのにそう思うだの根拠はある。

なぜか?

それはだな。
アニメの演奏シーンの表現がそれだけすごく良かったからだ。

ピアノの演奏家のテイストの違いをアニメの中で視聴者に聴かせて比べさせるなんて前代未聞だろ。

これはアニメやドラマなどの音媒体が存在しないかぎり絶対不可能な表現方法で、
それをわたしが知るかぎり最も効果的に活用したのが本作品だ。



本作品もふくめたアニメ化作品には、つねに原作厨の辛い批評の矢面に立たされる運命にある。

「原作の○○のシーンはすごく良かったのにアニメは勝手にけずりやがって!」
とか、
「アニメオリジナルの○○はストーリーに関係ないし、そもそも見ててすごく気になる!」
とか、必ず言われる。

それは、アニメが原作と同じ土俵で無理やり勝負しようとしているから、そうツッコミが入りやすくなっているんじゃないか、そう思った。

そうじゃなくてさ、視聴者に原作と比べさせないようにする違うアプローチもあると思うんだ。
アニメが原作を超えて喝采を得るためにはさ、原作では不可能だった別の表現をそこに盛り込むのもまたいいんじゃないかな。


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