教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

「ふつう」と答える人々の心理

2017-07-06 23:28:12 | 経済/経済/社会
(前略)
奴「まさかあんた、自分がふつうだと思ってないでしょうね?」
俺「www ってか、このまえお見合いで俺と正反対のヤツが来たぞ」
奴「正反対って?」
俺「えっとね、『趣味は何ですか?』『ふつうです』って答えるヤツ」
奴「なにそれ聞きたいwww」
俺「えっとね、
 『趣味は何ですか?』
 『ふつうです』
 『お休みの日ってふだん何されてます?』
 『いや、とくにふつうです』
 『たしかご趣味は料理とお伺いしましたけど』
 『いやべつに』
 『あら、どっかで食い違ったんですかね』
 『いえそんなことは』
 『では趣味は料理?』
 『まあ最近作り始めたのですけれど』
 『どんなの作られるんです?』
 『ふつうです』
 『だからどんなの作られるんです?』
 『炒め物とか』
 『炒め物って、どういうのふだん作られるんです?』
 『ふつうですよ、ふつう』
 『いやだからふつうじゃなくて』
 『だからふつうですって言ってるでしょ!』
 ってな感じ」
奴「ひどすぎワロタwww」
俺「しまいには『こんな変な人だと思わなかった』と捨てセリフ吐かれるし」
奴「世の中には何かにつけてふつうって答える人すごく多いのよ」
俺「なんで?」
奴「それは自分で判断しないからなの。人からどう見えるかが全てなの」
俺「そうなん?」
奴「ふつうって答える人はね。いいか悪いかは人から言われて決めることなの。例えばどこかにおいしいもの食べにいって、でもおいしくなかった、でも雑誌ではすごくおいしいって評判になってる、これは自分がおかしいんだって思うわけ」
俺「ありえんwww」
奴「自分はこうしたい、でも誰々さんに、たとえば両親にこう言われたからしかたなくやってる、そんな人すごく多いの。たとえばこの人と結婚したいんだけど、親に反対されたから悩んだ末しかたなく分かれる、みたいな」
俺「俺だったらそんなん悩むようなことじゃないな」
奴「どうするの?」
俺「おまえは結婚式に呼ばねえ。それで終わり。悩む余地などどこにもない」
奴「でも世の中の人みんなそういうことでいちいち悩みながら生活しているのよ」
俺「もはやそういう人は大人とは言わんのではwww」
奴「あなたはすごく自分っていうものを持ってるから、そういうふうには絶対ならないわけ」
俺「それがふつうだと思うのだけど」
奴「そうなんだけど、できてない人のほうが多いわけ」
俺「そうなのか」
奴「あなただったら『おまえは変だ』て言われても『へーそうなんだ』としか思わないでしょ?」
俺「まあそれは当然そうなるのでは?」
奴「それは当然じゃないの。それでものすごく腹を立ててストーカーみたいに付きまとって変なことしたりとか、そういう人すっごく多いの」
俺「そのほうがむしろ変なのでは?」
奴「そうなのよ」
俺「俺どうすりゃよかったんだろね」
奴「それはその人の問題だからどうこうできるわけない」
俺「同じ人にまた会った場合、また同じようにどうにもならんようなことになる未来しか見えんのだけど」
奴「それはまあ、俺たちにはどうこうできなかったけれど、あなたはこれからこうしたほうがいいですよ、みたいなことを話すっていうのがせいぜいかな」
俺「そもそも俺たちには未来は全くなかったということか」
奴「かかわらないほうがいいよ」