教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ワンフェス行ってきた(2011冬)

2011-02-07 00:03:31 | オタネタ全般
ワンダーフェスティバル(2011冬)に行ってきた。
初である。

いつか行こうとは思っていたが、いつも気がついたら過ぎていて行くことができなかった。
というか、今年も前の日になって気付いたという(笑)。
ちなみにコミケは開催時期がわかりやすいので行き忘れることはまずない。

初めて見て思ったのだが。
個人ブースってすごいね。

ふつうに企業が売りもんにしているフィギュアと遜色ないものをそこら中の個人ブースで置いてるんだから。
ただ、個人ブース販売物のほとんどは未塗装なので、以前ガンプラからフィギュアの道に行こうかとして塗装がさらに難しそうだからあきらめたという経緯のある我輩としては、塗装済のサンプルを眺めて楽しむしかない。
中には私服でお買い物っぽい感じのすんごい出来映えのいい千早フィギュアもあって買いたくなったんだが、残念ながら行ったときには既に完売になっていた。
バルクホルン大尉の銃をかまえて飛んでいるポーズのフィギュアも、すっごくきまっててカッコよかったけど完売だったなぁ。
・・・まあそんなもんだ。

やはり個人ブースの見どころは、フィギュアの出来映えの観賞の他、ふつう商品化はありえないような超マイナーキャラのフィギュア化があるところではないだろうか。
Angel Beats!のTKのフィギュアやら、けいおん!モブの若王子いちご(だったっけな?)のフィギュアやら、鉄のラインバレルの山下くんビキニバージョンのフィギュアやらまでありやがる。
もし本当に欲しいと思ったとしたら、そこで買わなければもう生涯手に入れるチャンスはないわけだ。
ある意味で絵画のオリジナルの売買に匹敵する希少さではなかろうか。



昨今では、ジジイどもが
「近頃の若いもんは草食系だか何だか知らんが、特に意思や欲求も持たず、やりたいことを貫徹する意欲もない、そんなおとなしいだけがとりえの連中ばかりでいかん!」
とよく言ってそうな気がする。

しかし。
ワンフェスを見る限りにおいては、そういう気配は微塵も感じられない。
そこら中いたるところで企業のフィギュアと同レベルのものを作れてしまう個人がいるのだから。
この腕前を身に付けた努力を評価することさえできないジジイがいたとしたら、
「大変恐縮ですが、あなたさまの目はフシアナなのではございませんでしょうか?」
とでも言ってやりたいところである。

かつて真空管がトランジスタに置き換わる前、個人が回路工作に切磋琢磨し自分でオーディオアンプやラジオを作り、腕前の良いヤツの作品はメーカー製を凌駕することさえある時代があった。
その時代にラジオ少年だった男たちが電子立国日本を支えたのだ。

いまや回路工作で遊ぶ個人はほとんどいない。
回路工作という時代錯誤な趣味で遊んでその道のプロになった我輩としては、それはそれで少々という以上に寂しいものを感じてしまう。

しかし。
それとは違う分野でメーカー製を凌駕するものを個人が作る時代になっている。
彼らは電子立国日本の立役者とはならないが、きっと別の分野で日本の屋台骨を支えてくれるものと期待したい。