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見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

アラジンと魔法のCG

2020-02-10 | 本と漫画と映画とテレビ
僕を信じて。
ー映画『アラジン』より


深夜、ユーチューブ動画の巡回中に
去年公開になった実写版『アラジン』のオープニング映像を発見。

さすがはディズニーさん、イカした映像やで…!なんて
魅入っていたところ、クレジットに
「Directed by Guy Ritchie」の文字。

ん・・・・?

ガイ・リッチー?

そう言われてみると、サル→虎→オウムの導線が
映画『スナッチ』のダイヤモンドを巡るオープニングを彷彿とさせるけれど…?

うそでしょ・・・。

ガイ・リッチーがディズニー映画…?
ガイ・リッチーが恋愛映画…??
うーん!想像できないー!

しかし、青いウィル・スミスのニュースも、
旬の俳優・中村倫也が『ア・ホール・ニュー・ワールド』を熱唱!
という話題も耳にしていたのに、
監督情報は完全にスルーしていたなんて、アホ過ぎる!

敬愛するガイ・リッチ―作品を見落としていたなんて…!
なんたる失策ー!!

なんて、どこかの山椒魚ばりに嘆いていたところ、
早稲田松竹で上映するっていうじゃないですか。

これぞ、渡りに船!
出口のない洞窟に魔法のランプ!ということで
小走りで映画館へ向かう。
ありがとうありがとう。



『アラジン』(2019年 米)
監督:ガイ・リッチ―
脚本:ジョン・オーガスト
原作:『アラジンと魔法のランプ』
出演:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット 他

おもしろかったー!

1992年のアニメ版同様『アラビアンナイト』の曲に乗せて始まる
魅惑のオープニングに加えて
アラジンが狭い街中をパルクールで駆け回ったり、
スカンランドの王子様がめちゃくちゃなまっていたり、
新曲『スピーチレス』を歌うジャスミンの周りだけが静止したり

そんな、ガイ・リッチー節がふんだんに味わえるうえ
ディズニーの潤沢なマネーと名曲の数々と高度なCG技術と。

もう、脱帽。完璧。大好きです。




そんななかでも、
動物の表情や動きがすごくて、
これは本物?CG??と最後まで謎だった。

上映後に調べたところ、
動物はフルCGなんだとか。

しゅごい。

ラジャー(虎)は別撮りでアブー(サル)は表情のみCGなのか?
それにしてもよく訓練されてるなーなんて思って観ていたけれど、
もう存在すべてがCGらしい…

どうやら現在のCG技術は
私の想像の何億光年も先にいる様子。知らなかった…

どうでもいいけれど、
大昔のMGMロゴ撮影風景がかわいい↓


そんな時代もあったねと~
なんて中島みゆきを口ずさみたくなる写真…。

いや、『フレンド・ライク・ミー』を歌い出すジーニーに
魔法でリズム隊にさせられるアブーの撮影風景を想像して
少し心配になったんだけれど、フルCGと分かり一安心。




んで、『アラジン』の同時上映作品が
この驚異的なCG技術を駆使しまくって作られた
『ライオン・キング』だったのです。

1994年のアニメ版をフルCGで完全リメイク!
実写映像はオープニングのアフリカの朝日のみ!
あとの風景、動物すべてCG&CG!

これはもう期待しかありません!!!



『ライオン・キング』(2019年 米)
監督:ジョン・ファヴロー
原作 :『ライオン・キング』
出演者:ドナルド・グローヴァー、セス・ローゲン、ビヨンセ 他

ちょ、ちょっと期待外れ…
これはリアル過ぎて、ちょっと目と心がまだ慣れなかった!
なんていうか気味が悪い!

動物の姿があまりにもリアルなため、
冒頭でたくさんの動物たちがシンバの誕生を祝うという
感動のシーンにぜんぜん浸れなかった…

アニメやミュージカル劇だと、
なんの違和感もなく観ていられる『ライオン・キング』だけれど、
CG版では
リアルな姿の動物たちが肉食草食入り乱れて、
崖の上にいるライオンの子どもの誕生を祝うもんだから、
「んなわけあるかーい!」という気持ちが先行しちゃうというか。

スッと冷める。

産まれたばかりの子ライオン(シンバ)を前足で抱きしめる母ライオン(サラビ)。
虫を食べて大きく育つライオン(シンバ)。
久しぶりに出会って照れながらも惹かれあう雄ライオン(シンバ)と雌ライオン(ナラ)。

どれもリアルな映像で描写されると、スーッと冷めてしまう。

なんでしょう、この現象。
映画『レオン』は大好きだけれど
現実に置き換えるとゾッとする…みたいな…?

いや、CGはすごかったからね!
毛並みだけでもみる価値あり!

まぁ、要はバカとハサミとCGは使いようってことなのかな?(違う)

あと、
「ハクナ・マタタ」と「ケセラセラ」は意味が似ているー!という気づき。

しかし、ディズニーはアニメ版『アラジン』や
『ライオン・キング』の頃みたな映像をもう作る気はないのでしょうか。
今のCGもすごいけれど、
昔のアニメの動きもかわいいから、またあのパターンも作ってほしい…



あと最後、エンドロールを眺めていて知ったのだけれど
音楽がエルトン・ジョン!!!
あの名曲の数々、エルトン・ジョンが作ったのか!
エルトンすごいんですけどー!(今さら)

驚きがてら、帰りにTSUTAYAで
エルトン・ジョンの伝記映画?『ロケットマン』を借りて観たら
物語がライオンキングの音楽担当以前で終わってしまった…
なんだよー。


そして早稲田松竹づいた私は
翌週に上映されていた『サタンタンゴ』も観に行ったんだけれど、
あれも動物はフルCGですよね…?

冒頭の牛や中盤の馬のシーンもすごかったけれど
猫はいったいどうやって撮ったのか…。
あれこそCGであれ…!

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