ロヴィニュ (Rovinj)
前回のポレッチ (Porec) と南端のプーラ (pula)の間にあってイストリア半島の三大リゾート
地として共に多くの観光客を集めている街である。町の歴史はポレッチと同様のため割愛する。
人口は、近郊も含めて15,000人はポレッチとも同規模。
半島の東側ロヴィニュ港より見た旧市街
<ロケーション> ... 赤丸で囲った場所が今回の訪問地。
◆ 聖エウフェミヤ教会 (St. Eufemije)
ここでも街のシンボルは、市街地の中央に鎮座する聖エウフェミヤ教会である。
オリジナルは6世紀に建てられた竜退治の聖ゲオルグを祀った教会であり、後に、町の
守護聖人であった聖女エウフェミヤを祀る教会として1725~1735年に増改築された。
聖女エウフェミヤは、303年にローマ皇帝ディオクレティアヌスのキリスト教への迫害の為
に処刑された。 その遺骨がコンスタンティノープルに収めらていたが 800年に遺骨箱が
ロヴィニュ海岸に流れついた、以降、棺はここで守られ続けているという伝説。
主祭壇
左側廊
右側廊
◆ 鐘楼; ... 1736年に建造、高さ61m
塔内部の木造階段で展望台まで登ることが出来る。
頂上には3個の質素な鐘
◆ 鐘楼から望む市街地
北側市街地
南側市街地
◆ 市街地
迷路のような石畳の路地には、観光地と裏腹な庶民の生活臭が漂う。
路地で見つけた心和む彫刻
市街地への入口、バルビ門;
1680年にバルビ家によって造られた。門の上にヴェネツィアの守護神である
翼を持つ「聖マルコのライオン」像とバルビ家の家紋があしらわれている。
チトー元帥広場にある後期ルネサンス様式の時計台
◆ リム・フィヨルド (Limski Kanal)
ポレッチからの道中(ロヴィニュの街手前5km付近)で見たフィヨルドは圧巻。
これにて、「アドリア海の街と教会(2)」はお終いです。
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