撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

Gyor (ジュール)郊外の教会

2013-02-23 20:33:41 | 海外生活

   Györ のスペルが違っていることはご容赦下さい。  

 

<七十六番札所; Lébény (レーベーニィ)教会>

  ところ; 高速道路M1をウィーンに向かって、Györ を過ぎて15kmほどの地点

       (ブダペストから142km)でおり、県道を南下し2kmの道路沿いにある。

   教会はベネディクト派の修道院として、ロマネスク様式で1199~1212年の間に建立。

   バジリカ形式の3層の内陣構造で13世紀のオリジナルをそのまま保存している。

   1638年に一度、1862~1879年にはニュールンベルグの建築家Essenwein に

   よって改築された。

 

教会正面(西側)       祭壇側からの外観(東側)

 

 

 祭壇側外観                      塔

 

 

 南側外観                南門

 

 

西側正面門には、細い多層石柱と植物紋様モザイクや人獣、トルコ軍避けの顔の彫刻がある。

 

 

 

 主内陣            翼内陣         花崗岩を積み上げた天井は高い

  

 

 内部の支柱にも盛りだくさんの彫刻を施している。

 

 

<七十七番札所; Rábaszentmiklós (ラーバ・セントミクロシ)教会>

  ところ; 前出のLébény 教会より、更に県道を25kmほど南下すると、ラーバ川沿いにある。

   教会はローマカトリック教会で12世紀後半にロマネスク様式で建立された。

   円形の教会を二つドッキングしたユニークな形状で、後年、さらに聖具室を追加し、三つの

   円形となったのが、今日見られる形状である。 17世紀には塔を増築した。

 

 

 

 <七十八番札所; Árpás (アールパーシュ)教会>

   ところ; 前出のRába-szentmiklós 教会より、更にラーバ川沿いを4km南下したところの

         Mórichida (モーリチダ)の村の中にある。

              Árpás と Mórichida の二つの村で共同で昔から使ってきた。 

           正式の教会の名前は「聖ヤコブ教会」である。

     教会は1251年に聖ヤコブを祀るためにロマネスク/ゴシック様式で建立された。

     1526~1577年までは、Premonte 修道会(注-下記参照)の尼僧が住んでいたが、

     オスマントルコ軍の引き上げた後は、1601年にソンバトヘイ(司教座)より修道士が

                  派遣され、1750年には、バロック様式で改築された。 以後、司教教会として使われて

                  きた。

 

 西側の正面は2つの塔で分け(バジリカタイプ)、塔の真ん中の窓は柱で補強が特徴。

 

 

 祭壇部は直線的な四角形状で祭壇を挟んで、中世の特徴である細長い窓がある。

 

 

祭壇側内陣

 

 塔(入口)側内陣

   

 

 (注) Premontre 修道会とは、1120年フランスのPrémontré において、

     St. Norbert よって創設された。 

  

  

 

 



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