Kassa (カッシャ)を後に、高速道路D1でスロバキアの尾根Tátra (タートラ)山脈方面に向かう。
Kassa (カッシャ)から、80kmほどで、次の目的地のLöcse (ルーチェ、スロバキア語でレヴォチャ)
に到着する。 5km手前には、世界文化遺産に登録(1993年)されているスピシュ城を、道路沿い
から望むことが出来る。
Löcse (ルーチェ)の町は人口14,800人ほどで、1910年には全人口が7,500人で、3000人が
スロバキア人、2,400人がハンガリー人であったが、現在はハンガリー人の数は数字に表れないほど
の少なさになっている。
スピシュ城(1780年に火災によって廃墟化している)とルーチェの町
Tátra (タートラ、スロバキア語でTatry) 山脈は2000m級の山が連なり圧巻。
ここまで来たら、タートラ山脈の麓まで足を延ばすことを推奨したい。
Löcse のスペルö が違っていることをご了承ください。
<百七十八番札所; Löcse Szent Jakab (ルーチェ聖ヤカブ)教会>
教会は、昔ハンガリーで最も美しい教会のひとつに数えられ、1245年にロマネスク様式で
建てられ始めた。 約100年をかけて、徐々にゴシック様式も取り入れ完成させた。
中世の木造彫刻は、現存している遺物の中で、最も美しいと云われている。 又、Löcsei Pál
の作品である主祭壇は高さ18.6mで、1502年に造られた物であり、ゴシック様式の祭壇と
しては最も大きい物と云われている。
残念ながら、内部撮影がミサ中の為出来なかった。
東南からの教会全貌 オリジナルの塔は、1550年の火災で焼滅し、
今日のものは1858年に建立。
((
北側(副祭壇)の外観 東側(主祭壇)の外観 塔下の西門
南側から見た塔と入口
北側壁面 南門の内門
南門の中に絵師Storno Ferenc のフレスコ画(19世紀)が壁に残っている。 とその天井。
教会の南隣にユニークな建物の市庁舎がある。 オリジナルは15世紀に建てられたが、1550年の
火災で焼滅し、1615年にアーケードの姿になり、1893~1895年に今日のユニークな建物になった。
これで、「Löcse (ルーチェ)の教会」は、お終いです。