撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

Kassa(カッシャ)の教会

2013-05-13 17:06:53 | 海外生活

 今回はハンガリーの隣国スロバキアにあるハンガリーの教会(であった)を訪ねたいと思います。

ハンガリーの国道3号線でスロバキア国境を越え、20kmも入った所に Kassa (カッシャ)、

スロバキア名でコシツェという大きな町がある。 最初の目的地である。 ここも第1次世界大戦前

まではハンガリーの領土であった。

当時(1910年)は、人口44,000人(うち、85%がハンガリー人)であったが、スロバキアに移行後

の2003年には、235,000人に膨れ上がり、今ではスロバキア第2の都市になった。 

但し、ハンガリー人は全体の3%(8,000人)と年々減少傾向にある。

 

 中央通り                               国立劇場

 

 

 市庁舎                          中央公園内の彫像とアンドラーシ・パレス

 

 

<百七十七番札所; Kassa Szent Erzsébet-dóm (カッシャ聖エリザベス大聖堂>

  聖堂の場所には、1250年頃よりゴシック様式の教会が建っていたが、1373年の火災

 によって焼失してしまった。 後に、1期、2期、3期と少しづつ建設していき、最終的には

 1520年に完成した(バロック様式であった)

 しかし、再び1556年に火災で多くが破損してしまった。 その後、修理、改修を重ね、

 今日見られる聖堂は、Steindl Imre の設計で1894年に改修されたものである。

 

 北側からの大聖堂       東側からの大聖堂(左が聖ミハイル礼拝堂)

 

 

 北塔は1775年の建立

  

 

 主祭壇は1474~1477年のバロック様式。

 

 

 大聖堂(南側から)の手前が、聖ミハイル礼拝堂; 正面入口に、ビクトリーアーチと屋根の

上に小さな塔を載せている。 屋根はジョルナイ瓦であろう。

 

礼拝堂は1350年代の建立。  天井はチュウチベシ(対角線リブ)という典型的な

                     ゴシック建築様式。

  

 

大聖堂の北隣りはOrbán-torony (オルバーン塔); 大聖堂には、当初、塔がなかった為、

                                  聖オルバーンがここに塔を寄進した。

 

 

 最初の鐘は、1557年に、重さ72kg、外径2m、高さ168cmの鐘を鋳造したが

 1966年の火災で塔から鐘は落下し、割れてしまった。

 

 

        これで、「Kassa (カッシャ)の教会」は、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」

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