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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           道産米の時代がやってくる!

2010-11-01 06:51:56 | Weblog
ひところ美味しいお米といえば新潟の「こしひかり」宮城の「ささにしき」と相場がきまっていたが、今年はちょっと異変が起きているという。北海道産のあまり名前を聞いたことがなかった「ゆめぴりか」が美味しいと評判だ。まだ食べたこともなく無責任だが、テレビ番組で複数のその道の専門家が”美味しい”と太鼓判を押していた。

これまで北海道産の米といえば、まずいという定評だった。40年ほど前転勤で札幌に移住、東京にいた時のつもりで安い「標準米」を米屋に注文したところ道産米で、まずくてたべられなかった。以後約10年、わが家は北海道居住中は、道産米は食べず、すこし高かったが青森の黒石米のお世話になっていた。

「ゆめぴりか」は北海道立上川農業試験場が長年品種改良を重ねて作りあげた品種だそうで、収穫量の面でも多いという。”ぴりか”とはアイヌ語で”美しい”という意味。2008年から市場に出回っていたが、今年は夏の猛暑続きで夜の温度が下がらなかったことが逆に幸いして良質の「1等米」の割合が多かった。全国的にはこの猛暑が災いして今年は白く変色したお米が多く「1等米」の比率が例年より低く64%だったが道産米は逆に多かった。

戦前、北海道は米が獲れる北の極限といわれ、道北、道東の地には米作農家はなかった。しかし、専門家によると、この直近100年の北海道の平均温度は2℃も上昇、この高温傾向は将来も続き米の生産に適してきたそうである。地球温暖化によって北海道が将来、日本の一大米蔵の地になるのもそう遠い日ではないかもしれない。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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遺伝子組み替え (chobimame)
2010-11-01 16:19:57
昨日、医療雑誌をめくっていたら丁度お米の話が書いてありました。それによると最近、日本が力を入れている農業は稲の遺伝子組み替えだそうです。稲にあるタンパクを組み入れると虫がつかなくなるそうです。農業が一段と楽になりそうですが、そのタンパクが形成される時に人体に影響のでる新たなタンパクが出来るらしいのです。なかなか恐ろしい話しでした。効率化などは大事なことですが、農業と科学とは合いまみえない一線があるように思います。世界も少し時代を戻すことも時には必要なのかもしれません。
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恐い話 (kakek)
2010-11-02 10:52:53
chobimame さん
恐い話ですね。自然栽培をしても、それ以前の段階で人体に影響するような遺伝子組み換えが行われては何にもなりません。日本人の米離れはどのくらい進んでいるのでしょうか。戦前はご飯だけで腹を一杯にする時代でしたが、今はそうではないみたいですが、依然として日本人はお米に固執しているみたいです。消費量にあっただけのお米を生産したらと思うのですが、やはりそうもいかないみたいです。難しい問題
です。北海道の景気は冷え切っています。お米
作りが主産業になれば、助かると思います。
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