




かっては磐越東線といえば中通の郡山と太平洋側の浜通のいわきを結ぶ幹線で急行列車も走っていた。しかし、1995年に鉄道にほぼ沿った形で磐越自動車道が完成、以後急速に利用者が減ったのであろう。郡山からいわきまでの列車はほとんど1時間に1本で、運転士一人だけのワンマンカーさえある。
沿線は折から桜満開であった。電車は風光明媚な夏井渓谷に沿って走り、徐行運転して乗客に風景を楽しんで貰うサービスまでしてくれる。沿線には”滝ざくら”で有名な三春の枝垂桜がある。その関係なのであろうか。沿線には染井吉野に交じって枝垂れ桜が多い。こうして僕らあわせて160歳の老夫婦は、東京についで二度目の花見を十二分に堪能できた。
芭蕉の句が、ピッタリの風情ですネ
原発事故現場から一部が30㌔圏内の田村市です。現地では、色々の事が起きています。復興には大変ですね。でも桜はご覧のとおりです。さまざまの事が想い出されました。