「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「短期集中」解決にほど遠かった菅義偉総理のコロナ記者会見

2020-12-05 08:34:49 | 2012・1・1

コロナ.ウィルス感染による全国の死者が4日451人、重症者500人と前日より8人増え、それぞれ過去最多を記録した。大阪では大阪を象徴する通天閣に赤色の危険信号がともった。これを受けてと老生は思ったのだが、菅義偉総理が珍しく記者会見を開いた。これをテレビ中継で視聴したが、老生には小池百合子都知事が言う「短期集中」の解決策は総理の会見からは伝わってこなかった。

総理は会見の冒頭でコロナウィルスの感染拡大は極めて警戒すべき状態が続いており、危機感を持っているとの認識を示したが会見に先立つ18分のほとんどは5日閉会した臨時国会に併せて準備したもののようであった。その大半がコロナ禍対策には無関係であった。2050年までに温室ガスを実質ゼロいするため、2兆円の基金を創設する案を提示したが30年先の話で「三密」を回避して不要不急の外出を自粛している庶民にはあまり関係ない。

総理の会見で国民が期待していたのは、総理の口からコロナワクチン接種であった。せっかく本国会で無料接種法案が決まったのだ。欧米ではすでに接種が始まろうとしている。安全性をめぐって米国では、元前大統領が接種すると話題になっている。日本はどうなのか。来年は五輪パラリンクの年である。それを含めて接種順位はどうなのか。はどうなのか。老生にはコロナ禍対策に逆行するみたな”Go to トラベル”の6月までの再延長などどうでもよい。