世界第2位の人口を持ち、その国土の面積も第7位、インド亜大陸の大半を占める大国である。だが、残念ながら3泊4日、しかも北部のデリー周辺の観光旅行しか行ったことがない。”群盲象を評す”の類がー。のぞき見してみた。
首都は一般にはニューデリーと呼ばれているが、ニューデリーは英国の植民地時代、都市計画によって造成されたデリ―地域の呼称。それ以外の古い地域はオールドデリ―と呼んでいる。ニューデリーは東西に大通りが走り整然とした街並みである。14世紀に建てられた高さ72.5mの石造りの塔も観光資源だ。一方、オールドデリーは昔ながらの雑然さが売り物で混雑の道を三輪車に乘ったり、遊園地では象の背にも乗れる。
観光の圧巻はデリーから1001キロほどのアクア二あるムガール王国の皇帝が亡き王妃のために建立した墳墓タジマハールであろう。白亜の総大理石でできていて満月の夜は絶景とのことだ。