「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

IR(統合型リゾート施設)誘致と増え続ける北海道の中国人

2019-12-24 05:14:13 | 2012・1・1
IR(統合型リゾート施設)の誘致をめぐって中国資本が現金数百万円を無届けで日本国内に持ち込んだ容疑で、自民党衆議院議員で、内閣府のIR担当副大臣だった秋元司氏の議員宿舎や関係事務所などが東京地検特捜部の捜索を受けている。捜査中の事件で全容は判らないが、産経新聞の報道によると、この誘致運動に絡んでか中国資本のブローカー北海道の留寿都(ルスツ)村を訪れ関係者と会っていたようだ。

僕は札幌冬季五輪の頃約10年間、北海道のテレビ局に勤務、留寿都にも行ったことがあるが、当時は道民の一部にしか知られないスキー場であった。今でも人口は2000人足らず、場所によっては人口ゼロの消滅集落もあるが、ここ数年の外国からのでスキー観光客ブームで急速に発展している。留寿都ではその観光客の大半は中国人だという。

中国人観光客が多いのは留寿都だけではなく、今や世界的にもセレブな観光地になったニセコをはじめ、有名スキー場にも中国人の姿がみられるという。事実、一昨年僕は夫婦で函館、札幌三泊四日の観光旅行したが、乗ったJR北海道の特急列車では英語と一緒に中国語で案内放送していた。

観光客ならもとより、熱烈歓迎だが、産経新聞の連載記事”北海道が危ない”「異聞北の大地」によれば、中国資本が次々と土地を買い占めている。昨年来日した李克強首相が二日間も札幌に滞在したことも気になることだ。IRの設置は閣議決定事項であり、いずれどこかが誘致することになるが、自然豊かな北海道よりは別な地にしてもらいたいものだ。