東大阪市の信号のある市道交差点を手押し車で歩いて横断しようとした100歳の女性が角を曲がろうとした79歳の女性が運転する軽乗用車に触れて転倒死亡した。100歳の女性はこの日が誕生日であった。超高齢化時代を象徴するような事故である。
膝のリハビリと筋トレを兼ねて通院中の介護施設で先日、月に一回の体力測定があった。狭い部屋の中を杖を突いたまま一定の距離を何秒で走るかなどテストするものだ。歳の割には早く走れると、介護士さんを笑わせたが、やはり、人工関節を置換する前に比べれれば時間がかかっている。
こんな身障者にとって困るのは信号や踏切の横断時間だ。僕は慎重に信号が赤になりそうなときには横断しない、青になってから横断しているが、それでも場所によっては”ひやり”とすることがある。警視庁のホームページによれば、秒速1メートルを基準にしているようだが、近所の国道の信号は僕にはやっとである。
杖突き老人になったせいか周囲のご同様仲間が気になるが、の女性のショップピングカーや手押し車での買い物姿をよく目にする。時には自動車イスのかたも多くなってきたが、100歳の超高齢化時代、歩いて秒速1メートルの基準が適当なのかどうか。外国でよく見かける時間表示式の信号の導入はどうなのか。専門家の検討をお願いしたい。