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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

活字の特性を生かせないフジテレビ開局60周年新聞広告

2019-03-26 06:26:21 | 2012・1・1

3月25日付産経新聞(首都圏版)は4ページにわたってフジテレビ開局60周年お祝い全面広告をのせる奇抜な紙面構成をしていた。”おかげさまで60周年”と大書した見出しで熨斗(のし)袋を模した奇抜な広告である。普通、熨斗袋といえば、一般的には進物に添えて贈られるものだが、進物が何なのだか、わからないのに共に祝えない気持ちがしないでもない。

フジテレビといえば、かっては”面白くなければテレビではない”と豪語し、長年にわたって視聴率三冠王の座を独占していたが、ここ数年の凋落ぶりはひどすぎる。原因は何なのか。1980年代から90年代にかけて約10年間、フジテレビ系列の地方局に勤務したことがある僕からみれば、はっきりした報道姿勢がないのが一因にも思われる。

テレビ朝日は「朝日新聞」TBSは「毎日新聞」とバックの新聞色が反映しているが、フジテレビに「産経新聞」色はない。逆に数年前はBSを中心に”韓流ドラマ”が多すぎるとお台場の本社に毎週のようにデモがかけられたりした。韓国政府から特派員が在宅起訴されたりしている産経新聞とはねじり現象である。

4ページの広告はどれだけ効果があるのだろうか。新聞広告は活字による訴求力である。やはり、常道通り、新番組や特番の内容を記事で詳細に説明すべきではないだろうか。韓国が何故反日色が強いのか、「文在寅」特番でも放送したらどうだろうか。